全身脱毛に通う期間は何年?エステ脱毛・医療脱毛の通う期間や回数の目安を解説!

全身脱毛は1回で完了するものではないこと、皆さんもご存知かと思います。

そうなると、「どのくらいの期間通わなければならないのか」という疑問が出てくるはず。

では、全身脱毛に通う期間は何年くらいなのでしょうか?

脱毛サロンのエステ脱毛、医療脱毛クリニックの医療脱毛、それぞれで全身脱毛をした場合の通う期間や回数の目安について解説します。

目次

全身脱毛は期間(間隔)を空けて通う

全身脱毛は、大体2~3か月の期間(間隔)を空けてから次回の施術を行います。

これには、脱毛効果を大きく左右する「毛周期」というものが関わっています。

ポイント

毛周期とは、毛の生え変わりのサイクルのことで、3つの時期から成り立っています。

成長期 ムダ毛が成長する時期
退行期 ムダ毛の成長が止まり、抜け落ちるまでの時期
休止期 次のムダ毛を生やす準備をしている時期
ポイント

脱毛機の反応が良いのは、メラニン色素が多い成長期のムダ毛なので、成長期のムダ毛を狙う形で施術を受け、次回の施術は新たに成長期を迎えるムダ毛が生えそろう頃に受けます。

新たに成長期を迎えるムダ毛が生えそろっていない状態で施術を受けても、無駄打ちになってしまいます。

ムダ毛が生えている部位によっても多少異なりますが、この新たに成長期を迎えるムダ毛が生えそろう時期が平均すると1~3か月後なので、1~3か月の間隔を空けなければならないのです。

参考

脱毛サロン・医療脱毛クリニックによって指示が異なりますが、全身脱毛の場合はすべての部位の間を取って、2か月間隔で通うことをすすめる場合もあります。

いずれにしても、脱毛サロン・医療脱毛クリニックの指示に従って間隔を空けるようにしてください!

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エステ脱毛は期間をほとんど空けずに通える場合もある

エステ脱毛は、脱毛方法によっては、期間をほとんど空けずに通える場合もあります。

例えば、バルジ領域をターゲットにしているSHR脱毛や、発毛因子をターゲットにしているハイパースキン法は、

  • 毛周期に関係なく脱毛できる
  • 肌への負担が少ない

という理由から、期間をほとんど空けずに通うことができます。

ポイント

SHR脱毛が受けられるストラッシュ、ハイパースキン法が受けられるディオーネは、どちらも最短2週間で次回の施術が可能です。

また、ジェルとライトの相乗効果で脱毛するS.S.C.脱毛も、最短2週間~1か月間隔で通えます。

医療脱毛は期間を空けていく場合もある

医療脱毛の場合、最短で1か月間隔で通える医療脱毛クリニックもありますが、徐々に期間を空けていく場合も多いです。

例えばリゼクリニックでは、以下の間隔で通うことを目安としています。

  • 2・3回目:1・2回目の施術からから8~12週後(2~3か月後)
  • 4回目:3回目の施術から12~16週後(3~4か月後)
  • 5回目:4回目の施術から12~16週後(3~4か月後)

見ての通り、次回の施術までの間隔が徐々に長くなっていくのがわかりますよね。

これは、施術を受けるごとに毛量が減り、成長期のムダ毛が生えそろうまでに時間がかかるようになってくるためです。

ポイント

全身脱毛を受ける脱毛サロンや医療脱毛クリニック、そして1人1人の毛質などによっても異なりますが、

  • エステ脱毛のほうは一定の期間を空けて通う場合が多い
  • 医療脱毛のほうは徐々に間隔を空けて通う場合が多い

と覚えておくと良いでしょう。

全身脱毛に通う期間は何年?

エステ脱毛の場合

エステ脱毛の場合、全身脱毛の完了の目安が大体12~18回程度なので、通う期間は2年~3年が目安になります。

MEMO

もちろん、脱毛方法によっては2年も通わずに済む場合もありますし、毛量や毛質によっては、さらに長い期間通わなければならない場合もあるかもしれません。

【注意】全身脱毛1回に何度も来店する料金プランがある

全身脱毛に通う期間の目安は3年~4年半ですが、中には10年以上通わなければならない料金プランあります。

それは、月額料金をかなり安く設定している、月額制の料金プラン。

初期費用がかなり少ないので、気軽に全身脱毛が始められる点はとても魅力的なのですが、全身脱毛1回に何度も来店する必要がある場合が多いです。

全身脱毛の脱毛範囲を4分の1や12分の1などに分割して、かなりのスローペースで全身脱毛を進めていくため、1年以上かけてようやく全身脱毛1回分が完了します。

他の料金プランなら、1年で全身脱毛が4〜6回分は受けられるので、かなり遅いですよね。

注意

全身脱毛1回分に1年以上かかるとなると、完了までに12年から18年もかかる計算になるので、全身脱毛1回に何度も来店する料金プランには気をつけてください。

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医療脱毛の場合

医療脱毛の場合、全身脱毛の完了の目安が大体5~8回程度なので、通う期間は1年~1年半が目安になります。

エステ脱毛と比べると、半分から3分の1程度の期間で脱毛を完了させることができるということです。

参考
フレイアクリニックのように、医療脱毛クリニックによっては「最短8ヶ月で脱毛完了」と謳っているところも多いです。

また、エミナルクリニックアリシアクリニックのように、人によっては半年経たずに脱毛が完了できるところもあります。

いずれにしても、エステ脱毛と比べると短期間・少ない回数で全身脱毛から卒業できますよ。

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全身脱毛の期間が長くなる理由

医療脱毛と比べると、エステ脱毛の全身脱毛のほうが、完了までに多くの期間を要することは、ここまでで解説している通りです。

ただ、エステ脱毛にしても医療脱毛にしても、目安とされている期間よりも完了までに時間がかかってしまうケースもあります。

それはなぜなのでしょうか?

脱毛機の照射パワーが弱い(エステ脱毛)

まずは「脱毛機の照射パワーが弱い」という理由です。

これはやむを得ない理由ですが、医療機関ではない脱毛サロンで使用できるのは、照射パワーが弱い脱毛機だけ。

MEMO

そのため、医療脱毛と比べるとどうしても脱毛効果が劣ってしまうため、脱毛完了までに多くの期間を必要とするのです。

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ムダ毛が濃いまたは薄い(エステ脱毛・医療脱毛共通)

2つめは「ムダ毛が濃いまたは薄い」という理由です。

脱毛方法にもよりますが、多くの脱毛サロンで採用されている黒い色素をターゲットにしている脱毛機は、濃いムダ毛への反応は良いです。

MEMO

ただ、反応が良くても、ムダ毛自体がしぶといため、脱毛完了までに時間がかかります。

そしてムダ毛が薄い場合は、黒い色素をターゲットにしている関係から、脱毛機の反応が鈍くなります。

その結果、脱毛完了までの期間が長くなってしまうのです。

肌トラブルを起こしている(エステ脱毛・医療脱毛共通)

3つめは「肌トラブルを起こしている」という理由です。

肌が乾燥してガサガサになっていたり、肌荒れを起こしていたりと、何らかの肌トラブルを起こしている状態では、脱毛機の照射パワーを下げて対応しなければなりません。

それどころか、施術自体が受けられないこともあります。

注意

肌トラブルが原因で脱毛機の照射パワーを下げたり、施術自体ができなかったりすると、脱毛効果も下がってしまいます。

そのため、脱毛効果が下がった分、脱毛完了までの期間が長くかかります。

日焼けをしている(エステ脱毛・医療脱毛共通)

4つめは「日焼けをしている」という理由です。

日焼けをすると肌が黒っぽくなりますが、黒い色素をターゲットにしている脱毛機は、この日焼けにも反応します。

そのため、肝心のムダ毛にだけパワーを集中させることができず、脱毛効果が下がる可能性があります。

注意

また、日焼けに反応することによるやけどのリスクも高まるので、やけどのリスクを下げるために照射パワーを下げたり、日焼けが治るまで施術自体を中止したりすることも。

照射パワーが下がれば脱毛効果も下がりますし、施術自体が中止になれば、それだけ脱毛完了までの期間が長くなることになります。

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予約変更をする機会が多い(エステ脱毛・医療脱毛共通)

5つめは「予約変更をする機会が多い」という理由です。

やむを得ない場合が多いかと思いますが、急な用事ができたり生理と被ったりして予約変更をする機会が多いと、その分脱毛完了までの期間が長くなってしまうことがあります。

MEMO

偶然キャンセルが出て予約枠が空いていて、元々の予約日時よりも早い日時に予約変更ができれば、それに越したことはありません。

しかし、人気の脱毛サロンや医療脱毛クリニックだと、どうしても予約が取りづらくなるので、元々の予約日時よりも先延ばしになるほうが多いかもしれません。

全身脱毛に通う期間を短くするには?

全身脱毛に通う期間は、ちょっとしたことで少しでも短くすることができます。

では、どういったことをすれば、全身脱毛に通う期間を短くすることができるのでしょうか?

毛周期に合わせて通う

全身脱毛に通う期間を短くするためには、毛周期に合わせて通うように心がけましょう。

とはいえ、脱毛サロンや医療脱毛クリニックのほうから指示が出るはずですから、指示に従って通っていれば大丈夫。 無理に毛周期に合わせようとする必要はありませんよ。

毛周期に関係なく施術できる脱毛方法を選ぶ

全身脱毛に通う期間を短くするためには、毛周期に関係なく施術できる脱毛方法を選びましょう。

毛周期に関係なく施術できるのは、

といった、いわゆる「蓄熱式」と呼ばれる脱毛方法。

導入している脱毛サロンの数はあまり多くはありませんが、確実に増えてきているので、身近な脱毛サロンでも受けられる可能性はありますよ。

SHR脱毛を導入している主な脱毛サロン
ハイパースキン法を導入している主な脱毛サロン
  • ディオーネ
  • エステサロンカレン
  • ei-meエイミー)
 

医療脱毛の蓄熱式脱毛は毛周期を意識したほうが効果的

蓄熱式脱毛自体は、医療脱毛クリニックでも導入していて、

といった蓄熱式脱毛機は、短い間隔で施術を受けることも可能です。

ポイント

しかし、メラニン色素によって熱を発生させているので、できればメラニン色素を多く含む成長期のムダ毛を狙ったほうが効率的と言われています。

自分の毛質に合った脱毛方法を選ぶ

全身脱毛に通う期間を短くするためには、自分の毛質に合った脱毛方法を選ぶことも必要です。

剛毛で根深いムダ毛の人には、

  • エステ脱毛のIPL脱毛
  • 医療脱毛の熱破壊式脱毛

向いていますし、細くて色が薄いムダ毛の人には

  • エステ脱毛のSHR脱毛・ハイパースキン法
  • 医療脱毛の蓄熱式脱毛

が向いています。

エステ脱毛のS.S.C.脱毛は、幅広い毛質に向いています。

ポイント

自分の毛質を見極めて、自分の毛質に合った脱毛方法で全身脱毛が受けられる脱毛サロン・医療脱毛クリニックを探しましょう。

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スキンケアを徹底する

全身脱毛に通う期間を短くするためには、スキンケアを徹底し、肌トラブルを予防することも大切。

ポイント

肌が乾燥していると脱毛効果が下がりやすくなりますし、肌トラブルが原因で照射パワーを下げたり、施術自体が受けられなくなったりすることを避けるためには、日頃からスキンケアを徹底しましょう。

紫外線対策を行う

こちらもスキンケアの一環ですが、全身脱毛に通う期間を短くするためには、紫外線対策もしっかりと行いましょう。

日焼け止めの使用はもちろんのこと、

  • 帽子
  • 日傘
  • アームカバー

など、紫外線対策グッズを積極的に活用してください。

生理周期を把握する

全身脱毛に通う期間を短くするためには、生理周期も把握しておきましょう。

アプリを使って生理周期を把握しておけば、生理と施術を被るのを回避することができます。

ポイント

生理不順で把握しきれない人もいるかと思いますが、もし生理と被ってしまっても、VIO以外は施術が受けられる脱毛サロン・医療脱毛クリニックも多いので大丈夫。

ただ、生理中の脱毛は痛みを強く感じやすいですし、体調も不安定になりがちなので、無理はしないようにしてくださいね!

予約が取りやすい脱毛サロン・医療脱毛クリニックを選ぶ

全身脱毛に通う期間を短くするためには、予約が取りやすい脱毛サロン・医療脱毛クリニックを選びましょう。

予約が取りづらいと、次回の予約が4~5か月先になることもあり、全身脱毛に通う期間も長くなりがち。

  • 施術時間が短い
  • 営業時間が長い
  • 店舗数・院数が多く、空いている店舗で予約が取れる
  • ネット予約ができる

といった脱毛サロン・医療脱毛クリニックは、比較的予約が取りやすいですし、平日の日中などの穴場を狙って予約を取るのもおすすめです。

全身脱毛に通う期間はエステ脱毛で2~3年、医療脱毛で1年~1年半が目安

全身脱毛に通う期間は、エステ脱毛で2~3年、医療脱毛で1年~1年半が目安です。

脱毛方法や個人の毛質、脱毛方法などによるので、もしかしたら目安よりも短い期間で全身脱毛が完了するかもしれませんし、目安より長くかかるかもしれません。

とはいえ、ちょっとした心がけで通う期間を短くすることもできます。

全身脱毛に通う期間を少しでも短くして、予定よりも早く全身ツルツルにできると良いですね。