最近よく、「VIO脱毛」という言葉を目にする方も多いはず。
日本ではあまり一般的ではないものの、VIO脱毛に魅力を感じ、VIO脱毛にチャレンジする方が増えています。
今回は、そんなVIO脱毛の気になる基本を紹介します。
目次
VIO脱毛=デリケートゾーンの脱毛
VIO脱毛とは、デリケートゾーンに生えているムダ毛(アンダーヘア)を脱毛することを言います。
VIOは以下の3部位から成り立っています。
- Vライン(ビキニライン)
- Iライン(陰部の両サイド)
- Oライン(肛門周辺)
Vラインを「トライアングル」と表現する場合もあれば、Oラインを「ヒップ奥」と表現する場合もあり、表現の仕方やVIO脱毛の範囲の分け方は、脱毛サロン・医療脱毛クリニックによって異なります。
VIO脱毛の場合は、他の部位と違って、ムダ毛を全て無くすことも、毛量を減らしたり形を整えたりして、あえてムダ毛を残して脱毛することも全部VIO脱毛です。
海外ではVIO脱毛をしている方が多いですが、日本ではVIO脱毛をしている方が海外ほど多くはありません。
ですが、日本でもモデルやタレントがVIO脱毛をしていることを公表したことにより、「私もやってみようかな」と、チャレンジする方も増えてきています。
ハイジニーナ脱毛との違いは?
ハイジニーナ脱毛は、VIO脱毛の中でも、ムダ毛を全て無くす脱毛のことを指します。
VIO脱毛の種類の1つなので、VIO脱毛であることに変わりはありません。
ハイジニーナという言葉は、日本語で「衛生的」を意味する「hygiene(ハイジーン)」という言葉から作られたもの。
「デリケートゾーンを衛生的に保つことができる」という意味が含まれているわけです。

VIO脱毛のメリット・デメリット
VIO脱毛の主なメリット
デリケートゾーンを清潔に保つことができる
デリケートゾーンが不衛生な状態になりやすい原因の1つが、実はVIOのムダ毛。
- ムダ毛に排泄物が絡みつきやすい
- ムダ毛が多いことで下着の中が蒸れやすくなる
といったことが起こるため、どうしても不衛生な状態になりやすいのです。
ですが、VIO脱毛によってムダ毛を無くしたり減らしたりすることで、以前よりもデリケートゾーンを清潔に保つことができるようになります。
デリケートゾーンを清潔に保つことができるようになることで、肌トラブルの発生を防ぐことにも繋がります。
自己処理が不要になる
VIOのムダ毛は、うまく処理することが難しい上に、ちょっとした刺激で肌トラブルを起こしてしまうため、自己処理にはとても神経を使うもの。
ですが、VIO脱毛をすることで、これまで行ってきた自己処理が不要になります。
エステ脱毛だとムダ毛が再生する可能性は高いのですが、医療脱毛であれば、長期的に自己処理をすることなく過ごせます。
そのため、自己処理にあてていた時間や費用を節約することができますし、自己処理による肌トラブルを防ぐことにも繋がります。
いろんな水着や下着にチャレンジできる
VIOのムダ毛がはみ出てしまわないか心配で、着てみたい水着や下着を我慢してきた方や、水着や下着を着こなすために、水辺のレジャーやお泊りの時にたびに自己処理をしてきた方もいると思います。
特にTバッグのような、露出の激しいデザインの水着や下着だと、ムダ毛がはみ出てしまわないか気になりますよね。
ですが、VIO脱毛をしてしまえば、着てみたい水着や下着を我慢する必要も、自己処理をする必要もなくなります。
ムダ毛がはみ出るのを気にすることなく、着てみたい水着や下着にどんどんチャレンジできるので、心配が減った分楽しみが増えますよ。

VIO脱毛の主なデメリット
痛みが強いかも…
どのような脱毛方法でVIO脱毛を受けるかにもよりますが、黒い色素に反応する仕組みの脱毛方法だと、
- ムダ毛そのものが濃くて太い
- 皮膚が非常に敏感
- デリケートゾーンは黒ずみ(色素沈着)ができやすい
といった理由から、痛みが強く出る可能性があります。
毛量が減ってくれば、痛みも減ってくると言われていますが、痛みの感じ方には個人差があるので、痛みに弱い方は特に辛いかもしれません。
ただ、バルジ領域をターゲットにした脱毛方法であれば、痛みを感じることなくVIO脱毛を受けることは可能です。
医療脱毛クリニックであれば、麻酔を使ってもらうことができるので、痛みが少ないVIO脱毛が可能ですが、医療機関ではない脱毛サロンではもちろん、麻酔を使うことはできません。
ですから、痛みが気になる場合は、最初から医療脱毛クリニックにいくことをおすすめします。

元に戻せない
ハイジニーナにした方や、自然とはいえない形に脱毛した方に特に多いのですが、脱毛した後に
- パートナーに引かれた
- 温泉でジロジロ見られた
などといった出来事があり、「脱毛しなければよかった」と後悔する方も結構います。
しかし、後悔しても元には戻せないので、後悔を引きずっていくか、「脱毛してしまったものは仕方がない」と割り切るしかありません。
元に戻せないことを前提に、ムダ毛を残すかどうか、そしてムダ毛を残すのであれば、どんな形に残すのかをよく考えて決める必要があります。

VIO脱毛の流れ
施術前には自己処理が必要
VIO脱毛の施術前には、ムダ毛を施術に適した長さにしておくために、自己処理を済ませておく必要があります。
なぜかというと、自己処理をすることで、脱毛効果を高めることができると同時に、やけどのリスクを下げることができるからです。
自己処理のやり方としては、施術日当日の2~3日前に電気シェーバーを使って行います。
脱毛サロンや医療脱毛クリニックによって対応は異なりますが、自己処理が済んでいないと、その部位を避けて照射することもあるので、自己処理は必ず行いましょう。
Oラインは自己処理が困難で、スタッフが代わりに処理してくれる場合が多いので、無理に自己処理をしていく必要はありません。
最初のうちは全剃りで!
ハイジニーナ希望であれば全剃りですが、ムダ毛を残したいのであれば、残したい形に合わせて自己処理を行います。
ただ、ムダ毛を残す場合も、最初のうちは全剃りした状態で施術を受けることで、毛量を減らすことができますよ。
全剃りした状態で施術を受けるのは、エステ脱毛で3~5回目あたりまで、医療脱毛で2~3回目あたりまでですが、詳しいことはスタッフに聞いてみてくださいね。


VIO脱毛当日の流れ
脱毛サロン・医療脱毛クリニックによって異なりますが、VIO脱毛当日のおおまかな流れは以下のようになります。
- 受付を済ませる
- 施術着に着替える(銀座カラーの場合は専用のガウン&紙ショーツ)
- 施術を受ける
- アフターケアを受ける
- 帰宅
施術後には、当日行ってはいけないことなど説明があるのでよく聞いておきましょう。
施術時の体勢は?
VIO脱毛となると、施術時の体勢が気になりますが、Vライン・Iライン・Oラインそれぞれで、体勢が少し異なります。
Vライン | 足をそろえて仰向けになる |
Iライン | 左右どちらかの足をくの字に曲げた状態で仰向けになる |
Oライン | うつ伏せ・四つん這い・横向き |
いずれの場合も基本的に、紙ショーツを全部脱いだ状態ではなく、紙ショーツをずらしながら施術を行います。
ですから、陰部がスタッフから丸見えになる心配はありません。

生理中のVIO脱毛はNG!
VIO脱毛となると、生理中も受けられるかどうかが気になりますが、生理中のVIO脱毛はNGです。
施術台や脱毛機に経血がついてしまう可能性はもちろん、そして肌がいつも以上に敏感になっていて、痛みを強く感じたり肌トラブルを起こしたりする可能性があるので、生理中はVIO脱毛が受けられないのです。
中には「タンポン着用であれば施術可能」というところもありますが、ほとんどの場合は断られますから、もし生理が来てしまったらキャンセルを入れましょう。
生理中でも、VIO以外の部位の施術は可能なので、VIO以外にも脱毛する部位がある場合はキャンセルせずに施術を受けても大丈夫ですが、できればどの部位に限らずキャンセルしたほうが安全です。
VIO脱毛後のアフターケア
VIO脱毛の後には、脱毛サロン・医療脱毛クリニックでもアフターケアを行いますが、自宅に帰ってからもしっかりとアフターケアを行う必要があります。
VIO脱毛に限らず、脱毛という行為は肌に光やレーザーを照射するものなので、施術後は少なからずダメージを受けています。
そのため、施術後当日は
- 湯船につかること
- 運動すること
- お酒を飲むこと
など、体を温める行為は避けましょう。
また、肌が熱を持っていて、水分量が減った状態になっているので、自宅での保湿ケアも重要です。
保湿ローションや美容液などを使って、VIOをしっかりと保湿しましょう。
VIO脱毛の回数は?
VIO脱毛の回数は、エステ脱毛・医療脱毛のそれぞれで異なります。
脱毛が完了する回数の目安は、以下の通りです。
エステ脱毛 | 12~18回 |
医療脱毛 | 5~8回 |
毛質や毛量によって左右されるので、さらに多くの回数を必要とする場合もありますが、これくらいの回数の施術を受けて、脱毛を完了させる方が多いです。
万が一完了しなかったとしても、自己処理の頻度がかなり減った状態にはなるかと思います。


早く済ませたいなら医療脱毛がおすすめ!
先ほどの表を見てわかる通り、医療脱毛のほうがエステ脱毛の半分以下の回数で、VIO脱毛を完了させることができます。
特に急いでいないのであれば、エステ脱毛でも十分ですが、早く済ませたいと思っているのであれば、医療脱毛をおすすめします。

VIO脱毛でデリケートゾーンを清潔に!
今回は、VIO脱毛の基本を紹介しました。
日本でもチャレンジする方が増えつつあるVIO脱毛には、多少のデメリットはあるものの、デリケートゾーンを清潔に保つことができるようになったり、着たいと思った水着や下着を気軽に楽しめるようになったりと、メリットがたくさんあります。
陰部に施術を施すものですから、最初のうちは恥ずかしいと感じるはず。
ですが、徐々に慣れてきますし、スタッフのほうも慣れているので大丈夫ですよ。