VIOの自己処理はハイリスクなので、自己処理を継続するよりも勇気を出して脱毛をしたほうが安全です。
ですが、VIO脱毛前にも自己処理が必要なので、VIO脱毛を受けている間も自己処理をしなければならないのですが、自己処理に使ってはいけないものがあります。
今回は、VIO脱毛前の自己処理で使ってはいけないものについて解説します。
目次
VIO脱毛前に自己処理が必要な理由は?
そもそも、なぜVIO脱毛前には自己処理が必要なのかというと、施術当日にちょうど良い長さになるように逆算した上で、2~3日前に自己処理を済ませておく必要があるからです。
「VIOの自己処理を不要にしたいのに、なぜ自己処理が必要なのか」と思う方もいると思うのですが、VIO脱毛の前に自己処理をしておかなければ、2つの不都合が生じてしまいます。
①脱毛効果が下がる
基本的に脱毛は、黒い色素に反応して光やレーザーが照射され、その熱で毛根部分にある、発毛に関わる組織にアプローチする仕組みになっています。
※蓄熱式脱毛の仕組みはまた別です。
ところが、自己処理をしていない状態、つまりムダ毛が長い状態で施術を受けてしまうと、肝心の毛根部分にまで光やレーザーが届きにくくなり、脱毛効果が下がる恐れがあるのです。
脱毛効果が下がると、その分満足できる状態になるまで多くの回数の施術を受けることになり、結果的には脱毛完了までの期間が長引いたり、回数を追加したことで料金総額が高額になったりと、多方面に影響が出てくる可能性もあります。
②やけどのリスクが上がる
先ほどもお話しした通り、脱毛は黒い色素に反応して光やレーザーが照射される仕組みになっています。
ムダ毛が長い状態で施術を受けると、肌の表面に出ているムダ毛のほうにも反応し、肌の表面でムダ毛が熱を持った状態になります。
その結果、やけどをすることがあるのです。
施術時間や費用などの問題もある
VIO脱毛前の自己処理が必要な理由としては、脱毛効果ややけどのリスクの他にも、施術時間や費用など、他の問題もあります。
脱毛サロン・医療脱毛クリニックによって対応は異なりますが、VIO脱毛前の自己処理を怠ると、
- 施術前のシェービングに時間がかかり、施術時間が長くなる
- シェービングをしてもらったことで、シェービング代が発生する
- 自己処理を忘れた部位を避けて照射される
といった問題も出てきます。
こうしたさまざまな理由があるからこそ、VIO脱毛前の自己処理が必要なのです。
VIO脱毛前の自己処理で使ってはいけないもの
VIOの自己処理の方法はさまざまですが、気軽に使えるものをざっと挙げると
- カミソリ
- 毛抜き
- 電気シェーバー
- 除毛クリーム
といった方法が挙げられます。
いずれの方法も、気軽にムダ毛の自己処理ができるのですが、VIO脱毛前の自己処理に適しているのは、肌への負担が少ない「電気シェーバー」のみ。
電気シェーバーを除く他の自己処理方法は、VIO脱毛前の肌にとってダメージが大きく、万が一肌トラブルを起こしてしまった場合は、施術が受けられなくなってしまいます。
カミソリ
カミソリによる自己処理は、ムダ毛と一緒に皮膚の表面も削り取るので、小さな傷をたくさん作ってしまいます。
また、
- 肌荒れ
- 埋没毛
- 色素沈着
といった肌トラブルが起こりやすいのも、カミソリの特徴。
VIOは肌がデリケートなので、他の部位よりも肌トラブルが起こりやすく、こうした肌トラブルも起こりやすいです。
埋没毛は毛穴に皮膚がかぶった状態でムダ毛が成長するので、皮膚の下でひょろひょろとムダ毛が伸びている様子が透けて見えるため、見た目的にも良くありません。
毛抜き
毛抜きによる自己処理は、カミソリ以上に脱毛前の自己処理に適さない方法といっても過言ではありません。
というのも、黒い色素に反応する仕組みの脱毛方法では、ターゲットであるムダ毛を抜いてしまうので、脱毛効果が得られなくなってしまうからです。
また、毛抜きによる自己処理は、「ムダ毛を毛根部分から無理矢理引きちぎる行為」なので、肌が傷つかないわけがありません。
- 埋没毛
- 毛嚢炎
- 色素沈着
といった肌トラブルが起こる可能性があります。
VIO脱毛前に毛抜きを使ってVIOの自己処理をした場合は、施術の予約を変更することになります。
VIO脱毛前に限らず、VIO脱毛を完了させるまでの間は、毛抜きを使った自己処理はNGです。
除毛クリーム
除毛クリームによる自己処理は、塗って洗い流すだけなのでとても手軽ですが、除毛クリームにはムダ毛を溶かす強力な薬剤が含まれています。
この薬剤は、肌に大きな刺激を与えてしまうので、VIO脱毛前は特におすすめできません。
VIO脱毛前の自己処理の方法は?
VIO脱毛前の自己処理の方法について、簡単に紹介します。
まず、自己処理をするタイミングですが、施術日の2~3日前がおすすめ。
2~3日前が難しい場合は、遅くても前日までには済ませてください。
そして、自己処理に使用するのは、肌への負担が少ない電気シェーバーです。
先にムダ毛をハサミで短くカットしてから、電気シェーバーをあてて剃っていきましょう。
自己処理の詳しいやり方については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
仕上がりを意識した自己処理を!
ムダ毛を残す・残さないに関係なく、最初のうちは全剃りしてしまって問題ありませんが、脱毛が進んできたら、仕上がりを意識して自己処理をしていきます。
ムダ毛を残さない(ハイジニーナにする)場合は、そのまま全剃りを続けますが、ムダ毛を残す場合は、残したい形にムダ毛を残した上で自己処理を行ってください。
Oラインの自己処理は不要!
VIO脱毛前の自己処理は必須ですが、Oラインに関しては、自己処理は不要です。
自己処理が難しい部位であるため、ほとんどの脱毛サロン・医療脱毛クリニックでスタッフが代わりにその場でシェービングしてくれます。
シェービング代が発生するところでも、Oラインはシェービング代無料で対応しているところも多いです。
無理に自己処理をしようとすると危険なので、Oラインはそのままで脱毛を受けに行きましょう。
VIO脱毛前のカミソリ・毛抜き・除毛クリームはNG!
今回は、VIO脱毛前の自己処理で使ってはいけないものについて、VIO脱毛前の自己処理のやり方もあわせて解説しました。
VIO脱毛前は、
- カミソリ
- 毛抜き
- 除毛クリーム
の使用は、施術が受けられなくなってしまう可能性があるのでNGです。
肌への負担が少ない電気シェーバーを使い、2~3日前を目安に自己処理を済ませておきましょう。