脱毛サロンで安心して施術を受けるために!勧誘の断り方も覚えておこう

これから脱毛をするという方の中には、「脱毛サロンの勧誘が不安」という方も少なくありません。

脱毛が今よりずっと高い頃に、全身脱毛などを無理に勧めてくる脱毛サロンもありましたし、最近ではかなり減ってはいるものの、「勧誘された」という内容の口コミが寄せられている脱毛サロンも少なからずあるので、不安に感じる方が多いのは当然のこと。

しかし、勧誘の断り方を覚えておけば、万が一勧誘されたとしても、不要な契約をせずに済みます。

今回は、脱毛サロンの勧誘の断り方について解説します。

目次

よくある脱毛サロンの勧誘パターン

まずは、どのようなパターンの勧誘があるのか、簡単に紹介します。

契約前

(カウンセリング)

  • 「今契約するとお得だ」と契約を勧める
  • 希望していたプランとは別のプランを勧める

契約後

(通っている間)

  • 部位の追加や全身脱毛を勧める
  • 回数の追加を勧める
  • オプションでの美肌ケアなどを勧める
  • 脱毛サロンで販売しているスキンケアコスメや美容機器の購入を勧める
  • 他のエステプランを勧める(トータルエステサロンの場合)

こうして見ると、勧誘パターンがたくさんあることがわかります。

契約前だけだと思われがちな勧誘ですが、むしろ契約後のほうが勧誘される機会が多いのも、脱毛サロンをはじめ、エステサロンの特徴と言えますね。

【契約前】脱毛サロンの勧誘ははっきりと断ってOK!

「脱毛サロンで勧誘されたらどうしよう」と不安になるのは、「断ったら相手が嫌な思いをするかもしれない」と考えるからではないでしょうか。

確かに、脱毛サロンとしても、お客さんに契約してもらわなければ経営が成り立たなくなってしまうのも事実ですから、脱毛サロン側の気持ちを考えてしまって断れないこともあるかもしれません。

ですが、もしここで、相手に気を遣って迷っているような態度を取ってしまうと、そのままうまく乗せられて契約させられる可能性があります。

脱毛サロンと契約してお金を払い、脱毛を受けるのは自分自身。

実際にカウンセリングを受けてみて、

  • この脱毛サロンでは契約したくない
  • このプランでの契約は希望していない

などと感じたら、それは「必要のない契約」と言えます。

もし勧誘されても、迷っているような態度を取るのではなく、毅然とした態度で

  1. 今は必要ないので大丈夫です。
  2. すぐに決めるつもりはありません。
  3. 帰ってから考えます。
  4. 家族と相談しないと決められません。
  5. 予算が合わないので契約しません。
  6. 他の脱毛サロンと比較して決めます。

などと断ってOKです。

そして、もしそこでスタッフの態度が変わったら、その脱毛サロンと契約すること自体を避け、気持ちよく通えそうな他の脱毛サロンに行くことをおすすめします。

③と④の場合、結果(答え)を聞き出そうとして、再来店の予約を入れようとする場合もあるので注意してください。

脱毛サロンで起こりがちな6つのトラブルを回避する方法

学生の場合の断り方

現在は脱毛の低年齢化が進み、学生のうちに脱毛を済ませておく方も多いです。

中高生だとしつこい勧誘は少ないようですが、大学生だとアルバイトで収入を得ている方も多いことから、しつこい勧誘を受けるケースもあるようです。

学生でも20歳を超えている場合となると、無理に高いプランへの契約や変更を勧めてくることがあります。

学生の場合の勧誘の断り方ですが、

  • 経済的に余裕がない
  • 保護者に決定権がある
  • 学業を優先したい

といった意思を伝えて断りましょう。

例えば、

  • 保護者にお金を出してもらっているので、これ以上のお金は出せません。
  • アルバイトをしていないので経済的に余裕がありません。
  • 勉強する必要があるので、これ以上通う回数は増やせません。

などと言えば、それ以上勧誘してくることはないでしょう。

主婦の場合の断り方

主婦の方も多く通う脱毛サロンですが、たとえ専業主婦であっても、勧誘される可能性はあります。

主婦の場合の勧誘の断り方ですが、

  • 自分には決定権がない
  • 夫がお金を管理している
  • 子供がいて経済的に余裕がない

ということを伝えるのがおすすめ。

しつこい勧誘が面倒くさいなと思って「夫に相談してみる」といってしまうと、より一層勧誘してくる可能性があります。

そうならないように、「今回も夫がしぶしぶ出してくれたのでこれ以上は無理です」ときっぱり断るほうがいいでしょう。

「自由に使えるお金がない」ということを伝えれば、通常ならそれ以上勧誘してくることはないと思います。

もし、あまりにも勧誘がしつこいようなら、脱毛サロンを変えることも検討しましょう。

OLの場合の断り方

OLの場合、学生のように保護者を理由にするわけにいきませんし、主婦のように夫や子供を理由にすることもできないので、勧誘が断りづらいと思います。

そんなOLの場合は、

  • 経済的に余裕がない
  • 仕事が忙しくて時間がない

ということをはっきり伝えるのが一番。

経済的にも時間的にも余裕がないと言えば、しつこく勧誘してこないでしょう。

また、「忙しいから解約する可能性があるかもしれない」ということを伝えるのもおすすめです。

【契約後】状況別の脱毛サロンの勧誘の断り方

契約後の勧誘となると、「断ったらスタッフと気まずくなって、通いづらくなってしまうのではないか」という不安も出てきますが、どう断るのが良いのでしょうか?

他のプランをおすすめしてきた場合

脱毛サロンには様々なプランがあり、時には激安のキャンペーンなども行っています。

そのキャンペーンを狙って脱毛をする方も多いのですが、その後におすすめのプランなどをしつこく勧誘してくる脱毛サロンもあるようです。

「こういったプランがありますのでご検討ください」という宣伝だけならいいのですが、「このプランでぜひ契約を・・」などしつこい勧誘も、少なくなっていますが、全くないこともないのです。

こうした勧誘の断り方としては、

  • 他のプランの契約については一旦帰ってから検討します。
  • 他の部位を脱毛する気はありません。

としっかり話をしましょう。

体験プランの場合だと、「安く施術してもらったから」と勧誘の断り方に迷う方もいますが、気を遣う必要はありません。

必要のないプランの契約は、はっきりと「必要ない」と伝えましょう。

本当に必要だと思ったら契約しても良いですが、本当に必要かどうかの判断がついていない状態であれば、一旦帰って冷静になってから決めるのがベストです。

回数変更をおすすめしてきた場合

最近は脱毛サロンも、支払い方法が多様化し、現金一括払い以外にも、

  • クレジットカード
  • 分割払い(口座引き落とし)
  • 脱毛サロン独自の分割払い
  • 月額払い
  • 都度払い

など、様々な支払い方法が利用できるようになっています。

例えば、都度払いや月謝払いタイプの月額制プランで脱毛を受けている場合に、「6回・12回コース(回数制プラン)の方がお得だから」と、総額が高い回数制プランを勧めてくることもあります。

長い目で見れば、回数制プランのほうがお得なのは事実ですが、毎月利用できるお小遣いの中から脱毛を受けようと思っている方も多いので、勧誘を受けたからといって回数制プランに変える必要はありません。

この場合の断り方ですが、

  • 結果的に総額が高くなっても、自分のペースで脱毛したいので。
  • 回数を変更するつもりはありません。

とはっきり断りましょう。

それでもしつこく勧誘してきたら、「担当の方を変えてほしい」と申し出ててもいいでしょう。

こうした断り方で嫌な態度をしてくるような脱毛サロンなら、別の脱毛サロンに変えることを検討してもいいかもしれません。

脱毛サロンで勧誘負けてしまったら?

万が一脱毛サロンの勧誘に負けて、必要のない契約をしてしまった場合は、「クーリングオフ制度」が利用できます。

クーリングオフ制度は、契約をなかったことにできる制度で、勧誘に負けて交わしてしまった契約をなかったことにすることができます。

もちろん、先にお金を支払っていたとしても、支払っていた分は全額返金されます。

ただ、脱毛サロンでクーリングオフ制度を利用するには、以下の条件を満たしていなければなりません。

  • 契約から8日以内
  • 契約金額が5万円以上
  • 契約期間が1ヶ月以上

この3つの条件を満たしていれば、クーリングオフ制度が利用でき、契約をなかったことにすることができます。

5万円以上の契約がクーリングオフ制度の適用条件となっていますが、5万円以下でも返金可能となるケースもあります。

契約から8日以上経ってしまうと、「中途解約」という扱いになるので、クーリングオフ制度を利用したいと思ったら、即行動する必要があります。

クーリングオフ制度の書面の書き方に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

銀座カラーを解約するには?3つの解約方法や返金額の計算方法を紹介

全身脱毛の回数制プランだと適用されやすい

クーリングオフ制度は、契約金額が5万円以上ということなので、全身脱毛のように、脱毛部位が多くて料金が高いと適用される可能性は高くなり、その一方で部分脱毛では適用されない可能性が高くなります。

また、契約期間が1ヶ月以上ということなので、回数制プランでは適用される可能性は高くなりますが、月謝払いタイプの月額制プランや都度払いプランでは適用されません。

全身脱毛の月額制は2種類ある!それぞれの月額制の特徴と、回数制との違いを解説

勧誘のない脱毛サロンを選ぶことはできる?

お客さん側が「どこからを勧誘と捉えるか」にもよりますが、脱毛サロンも商売ですから、勧誘のない脱毛サロンを選ぶことは難しいでしょう。

ただ、お客さんが不快な気分になるような、無理な勧誘をしない脱毛サロンを選ぶことは可能です。

今は無理な勧誘をすると、すぐに批判の対象になってしまい、脱毛サロンそのものの評価にも影響します。

そのため、お客さん側も断りやすい程度の軽い勧誘にとどめている脱毛サロンも多いので、そういった脱毛サロンを選ぶようにするのがベストです。

無理な勧誘をしない脱毛サロンの特徴

無理な勧誘をしない脱毛サロンには、

  • スタッフにノルマがない
  • 公式サイトに「無理な勧誘をしない」と記載されている
  • 「無理な勧誘はされなかった」という内容の口コミが多い

といった特徴があります。

スタッフのノルマの有無は調べられる場合とそうでない場合がありますが、公式サイトの記載内容や口コミなら、簡単に調べられますよね。

すべての特徴が当てはまる脱毛サロンを選べば、無理な勧誘を回避することが可能です。

公式サイトに「無理な勧誘をしない」と記載されていても、口コミでは「無理な勧誘があった」と書かれている場合もあるので、その脱毛サロンの口コミ(できれば行こうと思っている店舗)のチェックは必ず行ってください。

脱毛サロンの無理な勧誘を事前に回避する方法もある!

脱毛サロンで無理な勧誘を回避するためには、先ほどお話ししたように、無理な勧誘をしない脱毛サロンを選ぶことが重要になってきますが、他にも回避する方法があります。

予算やプランを決めておく

予算やプランがあいまいだと、スタッフからの勧誘にそのまま乗せられてしまう可能性があります。

脱毛を受ける前に、予算やプランを決めておき、

  • 予算は〇〇円~○○円くらいで脱毛したい
  • ○○プランで脱毛したい

といった内容を、スタッフからプランを提案される前に伝えてしまいましょう。

中には、「スタッフと相談してからプランを決めたい」という方もいるかと思うので、そのような場合は予算だけ先に決めておくと良いでしょう。

「勧誘が不安」ということをアピールする

勧誘が不安な場合は、先に「勧誘が不安」ということをアピールしてしまいましょう。

「他の脱毛サロンで勧誘を受けて不快な思いをしたことがある」と、少し大げさに伝えるのも有効です。

スタッフとしては、勧誘が不安なお客さんに無理な勧誘をして、契約のチャンスを逃したり、脱毛サロン自体の評価を下げたりするわけにはいかないので、スタッフが勧誘しづらい雰囲気を作り出すことができます。

2人以上でカウンセリングや体験を受けに行く

1人でカウンセリングや体験に行くと、勧誘された場合に断りづらくなるもの。

はっきり「No」と言えない性格の方は特に、断るのが苦手な傾向にあり、断りづらいがゆえに、そのまま不要な契約を交わしてしまう恐れがあります。

ですから、勧誘されても断る自信がない場合は、友達や家族を誘って、2人以上でカウンセリングや体験に行きましょう。

スタッフ1人に対し、お客さんが2人以上となると、スタッフも勧誘しづらくなります。

全身脱毛を選ぶ

皆さんもご存知の通り、全身脱毛は脱毛部位が一番多いプラン。

そのため、最初から全身脱毛を選んでおけば、他のプランの勧誘を回避することができます。

また、全身脱毛を希望している方は、全身脱毛専門の脱毛サロンを選ぶのも良いでしょう。

全身脱毛専門の脱毛サロンであれば、元々のプランの数が少ないので、他のプランの勧誘を回避することができます。

全身脱毛の値段相場はいくら?安い脱毛サロン・医療脱毛クリニックの値段を徹底比較してみた!

今のプランに満足していることを何度も伝える

これは、契約後に勧誘されることを前提とした回避方法ですが、「すごくきれいに処理できて、本当にこのプランにしてよかった」などと、今のプランや契約に大満足していることを、施術を受けるたびに伝えるようにしましょう。

そうすることで、「プランの変更は考えられない」という雰囲気を出すことができ、勧誘を防ぐことにつながります。

脱毛サロンは勧誘されることを前提に利用しよう

今回は、脱毛サロンの勧誘の断り方について解説しました。

昔よりは減ってはいるものの、今でも脱毛サロンの勧誘があることは事実なので、勧誘されることを前提に利用しなければなりません。

もし勧誘されたとしても、必要ないならはっきりと「必要ありません」と断ることで、必要のない契約をせずに済みます。

脱毛サロンを利用するのは自分なのですから、無理な勧誘はきっぱり断りましょう。