医療脱毛の効果を実感する回数・期間・通うペースの目安を徹底解説!

医療脱毛は、レーザーを照射して脱毛する、医療機関でしかできない脱毛方法です。

そのため、脱毛サロンでできる光脱毛に比べて、脱毛効果が高いとされています。

今回は、医療脱毛の効果を実感する回数・期間・通うペースの目安について、部位別に解説します。

目次

医療脱毛は1回では終わらない

MEMO
まず最初に覚えておいてほしいのが、「医療脱毛は1回では終わらない」ということです。

ほとんどの場合、初回の施術では肌がレーザーの照射に慣れていないので、肌を傷めるリスクを抑えるために、照射パワーを低めにしていることが多いです。

それでも、1回目の施術が終わった後、早ければ数日でムダ毛がポロポロと抜け落ちるので、1回目からきちんと効果を実感することができます。

効果のカギを握るのは「毛周期」

医療脱毛の効果のカギを握るのは、「毛周期」というものです。

MEMO
毛周期とは、簡単に言えば「毛の生え変わりのサイクル」のことで、3つの時期に分けられます。
成長期 毛が成長している時期
退行期 毛の成長が止まり、抜け落ちるまでの時期
休止期 次の毛を生やすための準備をしている時期

一般的な医療レーザー脱毛機の効果が発揮されるのは、ちょうど成長期を迎えている時期の毛です。

ちなみに、成長期の毛は部位によって、以下のような周期で生え変わっています。

1~2ヶ月
ワキ 2~3ヶ月
VIO、足 1ヶ月半~2ヶ月

そのため、それぞれの部位の成長期に合わせてクリニックに通うことで、より効果的な脱毛が受けられます。

成長期のムダ毛だけに効果がある理由

今の医療脱毛では、メラニン色素に反応してレーザーが照射される仕組みの脱毛機(熱破壊式脱毛機)を使用する場合が多いです。

このタイプの脱毛機の効果があるのは、先ほどもお話ししたように、成長期のムダ毛だけ。

ポイント

成長期のムダ毛には、メラニン色素が多く含まれていて、脱毛機によく反応するからです。

また、成長期のムダ毛は、ムダ自体が発毛に関わる組織と密着していて、レーザーがしっかりと毛穴の奥まで届くため、脱毛効果が得られやすくなっています。

メラニン色素に反応して照射されたレーザーは、熱を発生させ、発毛に関わる組織を破壊します。

一方で、抜け落ちる寸前の退行期のムダ毛、ムダ毛が既に抜け落ちてしまっている休止期の毛穴には、レーザーを当てても効果はありません。

医療脱毛を効果的に行うためには、成長期のムダ毛を狙って施術するのがおすすめなのです。

脱毛効果も左右する!脱毛する前に知っておきたい「毛周期」について解説

1回目の施術で効果を実感してもまた生えてくる

施術時に成長期を迎えていたムダ毛は、早ければ数日でポロポロと抜け落ち、一時的に脱毛部位にムダ毛がない状態になります。

この期間を「無毛期間」などと呼びますが、これはレーザーを照射したことにより、体の表面に出ていた成長期のムダ毛が全て抜け落ちたからです。

しかし、1回目の施術で効果を実感しても、脱毛が完了したわけではありません。

MEMO

一見、全てのムダ毛がなくなったように見えますが、先ほども説明した通り、退行期のムダ毛や休止期の毛穴には、レーザーを照射しても効果がありません。

そのため、効果がなかった毛穴からは、新たにムダ毛が生えてきてしまいます。

完全にムダ毛をなくすためには、毛周期に合わせて施術を受け、成長期を迎えた全てのムダ毛にレーザーを当てるようにしなければなりません。

成長期の毛は、今生えている毛全体の20%程度と言われているので、「20%脱毛したら、時間をあけてまた20%脱毛する」といった形で、脱毛を繰り返し受けることで、最終的にツルツルの状態になります。

医療脱毛の効果を実感する回数は部位・毛質・脱毛機によって変わる

医療脱毛は、脱毛サロンのエステ脱毛に光脱毛に比べて照射パワーが強いので、1回あたりの効果も高いです。

ですが、医療脱毛の効果を実感する回数の目安は、部位やその人の元々の毛質によって異なります。

医療脱毛とエステ脱毛を比較!ツルツル肌を手に入れるならどっちに通うべき?

医療脱毛の効果を実感する回数の目安

こちらは、効果を実感する回数を部位別にまとめた表です。

部位 効果を実感する回数
ワキ 1~3回
VIO 1~3回
3~5回
1~3回
1~3回
背中 3~5回
お腹 3~5回

見ての通り、部位によって効果を実感する回数が異なることがわかりますが、これにはメラニン色素の量が関係しています。

ポイント
脱毛は「太くて濃いムダ毛ほど大変なのでは?」というイメージがありますが、実は太くて濃いムダ毛ほどメラニン色素が多く含まれていて、脱毛機によく反応します。

そのため、ワキ・VIOといった毛深い部位ほど効果が出やすく、効果を実感するまでが早いとされています。

逆に、顔や背中といった産毛が生えている部位の場合、ムダ毛に含まれているメラニン色素の量が少ないため、効果が出にくく、効果を実感するのが遅くなってしまいます。

効果が出やすい部位と出にくい部位

効果が出やすい部位と出にくい部位は、以下の通りです。

効果が出やすい部位 ワキ・VIOなどの、太くて丈夫なムダ毛が生えている部位
効果が出にくい部位 背中・胸・お腹・顔などの、細くて薄いムダ毛が生えている部位

このように、自分が脱毛したい部位のムダ毛の状態によっても、効果が出やすいかどうかが変わってきます。

MEMO

ムダ毛の状態によって変わるということは、元々毛深い方のほうが効果を実感するまでが早いですし、薄くて細い毛質の方は、効果を実感できるまでが遅いということになります。

薄くて細い毛質の方は、元々のムダ毛が薄いので、効果が出ていることに気づきにくいこともあります。

「毛が薄いのに効果が出るのが遅い」などと不安に思ってしまうかもしれませんが、個人差があって当たり前なので、気にする必要はありませんよ。

脱毛機の種類によっても効果は異なる

医療脱毛の効果は、使用する脱毛機の種類によっても、医療脱毛の効果は異なります。医療脱毛で使用されている脱毛機は、搭載されているレーザーによって、以下の2種類に分けられます。

中には1台に複数のレーザーが搭載されている脱毛機もあります。

①熱破壊式(ショット式・単発式)

メラニン色素に反応し、毛根部分を壊して脱毛するタイプの脱毛機です。

アレキサンドライトレーザー脱毛機 幅広い毛質で効果が得られるが、産毛への効果は多少劣る

ダイオードレーザー脱毛機

(熱破壊式)

産毛から丈夫な毛まで、幅広い毛質で効果が得られる
ヤグレーザー脱毛機 ワキやVIOなどの根の深い丈夫な毛への効果が高い

②蓄熱式

毛根部分よりも少し浅いところにある、発毛を促す「バルジ領域」を壊して脱毛するタイプの脱毛機です。

蓄熱式の脱毛機には、基本的にはダイオードレーザーが搭載されていて、産毛のような色素の薄い毛でも効果が得られます。

このように、それぞれの脱毛機に得意不得意があるので、効果は異なります。

ポイント
医療脱毛を受けるなら、複数の脱毛機を完備しているクリニックを選んだほうが、より効果的な脱毛が受けられれます。
医療脱毛で使用するレーザーの種類は?レーザーでムダ毛が無くなる仕組みも解説 医療脱毛には種類がある!脱毛前に確認しておきたい脱毛機の種類

医療脱毛が完了する回数・期間の目安は?

先ほどは、効果が実感できるまでの回数の目安について紹介しましたが、完了する回数の目安は何回くらいなのでしょうか?

それぞれの部位で、自己処理が不要になる回数と完全にツルツルになる回数の目安を表にまとめてみました。

部位 自己処理が不要になる回数 完全にツルツルになる回数
ワキ 5回 6回以上
Vライン 5回 6回以上
IOライン 8回 10回以上
8回 10回以上 
5回 6回以上
5回 6回以上
背中 5回 8回以上
お腹 5回 8回以上

医療脱毛の完了の目安は個人で異なり、自己処理が不要になれば十分という方もいれば、完全にツルツルの状態を目指したいという方もいます。

ですから、自分がどの程度のレベルで脱毛完了とするかを考えて、回数を決めましょう。

ポイント
自己処理が不要になる回数・完全にツルツルになる回数は、使用する脱毛機によっても異なるので、詳しいことは医療脱毛クリニックで直接確認してくださいね。

 

完了するまでの期間は?

医療脱毛に関しては、

  • 何回で終わるのか
  • 何回で生えなくなるのか

という疑問を持つ方が非常に多いです。

たとえば、5回の施術で脱毛が完了するとして、毎月施術を受けて5ヶ月で脱毛完了、というわけにはいきません。

脱毛機の種類によっては、1ヶ月に一度の施術も可能ですが、基本的には毛周期に合わせて間隔を空けた上で施術を行わなければ、最大限の効果が得られないからです。

医療脱毛クリニックでは、毛周期に合わせて、大体2~3ヶ月に一度のペースで通い、施術を行います。

MEMO
部位にもよりますが、前回の施術から2~3ヶ月間隔を空けると、新たに成長期を迎えたムダ毛が生えそろうので、このタイミングで施術を受けるのが最適なのです。

毛周期は個人で異なるので、

  • 2ヶ月おき
  • 3ヶ月おき

などと期間で区切ってしまうより、大体2〜3ヶ月程度の間隔を空けながら、ムダ毛が気になり始めてきたタイミング(成長期のムダ毛が生えそろったと感じるタイミング)を目安にしたほうがわかりやすいかもしれません。

2~3ヶ月に一度のペースで5回施術を受けたとすると、脱毛完了までは早くて1年未満、遅くても1年半~2年の期間を要します。

これは、エステ脱毛と比べると2倍以上のスピードです。

参考
  • 脱毛経験がある方
  • 元々ムダ毛が薄い方
  • 自己処理の頻度が減れば十分な方

などは、3回程度で済むこともあるので、半年前後で脱毛が完了できる場合もあります。

全身脱毛の効果を実感する回数や期間は?効果が高いと評判の脱毛サロン・医療脱毛クリニックも紹介! 全身脱毛に通う期間は何年?エステ脱毛・医療脱毛の通う期間や回数の目安を解説!

5回で終わらない場合は?

医療脱毛が完了する回数の目安の1つが「5回」で、5回コースを設けている医療脱毛クリニックがほとんどです。

ただ、中には「5回施術を受けても終わらない(足りない)」という方もいます。

ポイント
個人差はありますが、5回というのはどちらかというと、「自己処理が不要になる回数」であって、ツルツルの状態を目指している方にとっては、回数が足りないことも少なくありません。

もし5回でも足りない場合は、回数を追加しましょう。

医療脱毛クリニックによって異なりますが、コース終了後の追加脱毛は、料金を安く設定しているところがほとんど。

MEMO
例えばレジーナクリニックの全身脱毛(顔・VIO除く)の場合、1回単発の料金は192,500円ですが、コース終了後の追加脱毛は1回あたり48,125円で追加可能です。

5回施術を受けても足りない場合は、回数の追加を検討してみましょう。

もしくは、最初から5回以上の回数で契約すると良いでしょう。

8回で足りない・終わらない場合は?

5回と同じく、「8回」も医療脱毛が完了する回数の目安の1つで、8回コースを設けている医療脱毛も結構多いです。

5回で脱毛が終わらなかった方でも、8回施術を受ければ満足できる場合が多いですが、「8回でも足りない」という方もいます。

MEMO
部位や毛質によっては、最初から8回以上の回数を勧められる場合も多いです。

8回でも足りない場合は、5回で足りない場合と同じように回数を追加しましょう。

もしくは、最初から8回以上の回数で契約するのがおすすめです。

ポイント
医療脱毛クリニックによりますが、10回以上のコースや通い放題のコースを用意しているところもあります。

医療脱毛を始める時期は秋からがおすすめ

薄着の季節が近付くと、ムダ毛を意識し始める方が増えます。

しかし、先ほど解説したように、脱毛が完了するまでには、ある程度の回数と期間が必要になるため、ムダ毛を意識し始めてからでは間に合いません。

ポイント
もし、次の夏までにムダ毛のないツルツル肌を手に入れたいなら、前の年の秋ころから医療脱毛を始めるのが一番です。

秋ころから始めると、次の夏までにツルツル肌を手に入れることが可能ですし、脱毛が完了していなくても、ムダ毛がかなり減った状態で夏を迎えることができます。

また、秋から医療脱毛を始めることは、紫外線が落ち着いてくることや、肌を露出する機会が減る関係から、日焼けに左右されにくくなります。

今始めても大丈夫?脱毛を始める時期に「秋~冬」が適している理由

医療脱毛で次の施術までの期間(間隔)を空けすぎるとどうなる?

医療脱毛に通っていると、

  • 予約が混み合っていた
  • 忙しかった

などの理由で、次の施術までの期間が空いてしまうことも珍しくありません。

医療脱毛の間隔を空けすぎると、脱毛期間が延びる可能性があります。

なぜかというと、次の施術でちょうど成長期を迎える、脱毛効果を与えたかったムダ毛への施術ができなくなるからです。

MEMO
適切なタイミングで次の施術を受ければ脱毛できたはずのムダ毛が、間隔を空けすぎたことで退行期に入り、効果が発揮されなくなってしまうのです。

そうなると、結果的には回数を追加せざるを得なくなり、脱毛期間も延びてしまうことになります。

幸い、脱毛効果が元に戻ってしまうことはありません。

ですが、お金が余分にかかったり、通う期間が増えてしまったりするので、できるだけ間隔を空けすぎないようにしましょう。

ムダ毛の生え方から適切なタイミングを判断する場合、脱毛を始める前に体の表面にあるムダ毛を100%と考えた時に、40%〜60%程度のムダ毛が生えてきたら施術の予約を入れるのがおすすめです

脱毛を繰り返すたびに施術の間隔が空くのはなぜ?

最初のうちは、2〜3ヶ月程度間隔を空けて施術を行いますが、何度か施術を繰り返していくと、次の予約までの間隔を長くするように指示されることがあります。

ポイント
「できるだけ早く脱毛を終わらせたい」と思っている方にとっては不都合かもしれませんが、これは効率よく脱毛が進んでいるという結果です。

医療脱毛を始めて間もない時は、ムダ毛の生えそろう毛周期がバラバラです。その状態を整えるために、2〜3ヶ月おきの比較的短い間隔で施術を行い、ムダ毛の生えるタイミングを整えながら脱毛していきます。

施術を繰り返すたびに、どんどん成長期のムダ毛の脱毛が進んでいくので、ある程度施術が進むと、成長期を迎えるムダ毛が少なくなり、ムダ毛が生えるスピードも遅くなってきます。

つまり、施術の間隔が長くなったということは、それだけ脱毛が効率的に進んでいて、しっかり脱毛できているということなのです。

何回施術を受けても医療脱毛の効果が出ない時はどうする?

医療脱毛は繰り返し施術を受けないと、

  • 毛が薄くなってきた
  • 毛が生えるスピードが遅くなってきた

といった効果を実感することはできません。

もし、医療脱毛を繰り返し受けているにも関わらず、効果が出ない時はどうしたらいいのでしょうか。最後に、効果が出ない時の対処法を紹介します。

クリニックの医師・看護師に相談する

医療脱毛は、スタッフ1人1人の技術に左右されやすいものです。

なので、効果が出ないと感じたら、まずはクリニックの医師や看護師に相談しましょう。

もしかしたら、

  • 脱毛機の種類が合っていない
  • 照射漏れを起こしている
  • レーザーのパワーが弱い

といった、クリニック側に問題がある可能性があります。

MEMO
たとえクリニック側に問題がなくても、相談をすることで効果を出すためのアドバイスをもらうこともできるので、相談は大事です。

保湿ケアを心がける

脱毛効果は、肌の水分量にも左右されます。肌が乾燥していると、レーザーが届きにくくなる上に、肌トラブルのリスクが高まることから、脱毛機のパワーを下げなければならないことも。

すると、脱毛効果が出にくくなります。

でも、保湿ケアを心がけていれば、肌が潤うので、脱毛効果が得られやすくなるので、保湿ケアを怠っていないか、今一度確認してみてください。

医療脱毛の注意点を紹介!施術前~施術後までは何に気を付けるべき?

紫外線対策を万全に行う

メラニン色素に反応するタイプの脱毛機は、日焼けをしていると、日焼けをした部分にまで脱毛機が反応してしまいます。

そのため、ムダ毛にのみレーザーを集中して当てることができなくなるので、脱毛効果が下がる可能性があります。

ですから、紫外線対策を怠っていないかを今一度確認して、クリニックに通っている間は、日焼けしないように紫外線対策を万全にしましょう。

日焼けは脱毛の天敵!日焼けをしていると脱毛が受けられない理由と対処法

自己処理に毛抜きやワックスを使わない

脱毛を受ける前の事前処理や、通っている間に生えてきてしまったムダ毛の処理など、自己処理をする機会もあると思いますが、この時に毛抜きやワックスを使うのはNGです。

注意
ムダ毛を毛根部分から引きちぎることになるので、毛周期が狂ってしまい、脱毛効果に影響が出てしまいます。

もし、自己処理に毛抜きやワックスを使っていて、「脱毛効果が出ない」という場合は、毛抜きやワックスを使うのはやめましょう。

脱毛前の自己処理はどの方法がベスト?NGな方法に注意!

医療脱毛の効果は1~3回で実感できる!

医療脱毛の効果を実感する回数・期間・通うペースの目安についてに解説しました。

医療脱毛は、早ければ1~3回、遅くても3~5回で効果が実感できるようになり、5~10回、期間でいうと1年弱から2年で脱毛を完了させることができます。

部位や元々の毛質にもよるので、どうしても個人差は出てきてしまいますが、たとえ脱毛の進み具合がゆっくりだったとしても、気にする必要はありません。

【2023年最新】医療脱毛クリニックおすすめ人気ランキング! 永久脱毛におすすめの医療脱毛クリニックはココ!医療脱毛クリニックの選び方も紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です