「脱毛はしたいけど、脱毛サロンはトラブルが怖い」という人、結構多いのではないでしょうか。
脱毛サロンでトラブルに遭った人がたくさんいるのも事実ですから、不安になるのも当然。
ですが、「脱毛しないほうがいい」と思う必要はありません。
脱毛サロンのトラブルは回避することができます。
今回は、脱毛サロンで起こりがちな6つのトラブルと、そのトラブルを回避する方法について解説します。
目次
脱毛サロントラブル①脱毛効果が感じられない
脱毛サロンで起こりがちなトラブル、まず1つめは「脱毛効果が感じられない」というトラブルです。
多くの脱毛サロンで行われている光脱毛は、医療脱毛クリニックの医療脱毛よりも照射パワーの弱い脱毛機を使用するため、脱毛効果が現れるまでに時間がかかってしまうもの。
とはいえ、脱毛効果が現れ始める頃の目安である6回前後の施術を受けても、これといった脱毛効果が感じられないこともあります。
脱毛効果が感じられないトラブルの原因としては、
- 毛周期を無視して通っている
- 毛量が多い・毛質が丈夫
- 毛量が少ない・毛質が弱い
- 日焼けをしている
- 肌が乾燥している
- 自己処理で毛を抜いて毛周期を狂わせた
- 痛み軽減のために照射パワーを下げている
- 脱毛方法が毛質に合っていない
- スタッフの技術不足
といった原因が考えられます。
光脱毛では、医療脱毛クリニックのように永久脱毛はできないので、初めから永久脱毛のような高い効果を期待してしまうと「全然効果がない!」となってしまう場合もあります。
脱毛効果を高めるには?
脱毛効果が感じられない場合、脱毛サロン側に原因がある場合もありますが、脱毛を受ける側が注意すべき点を押さえることで脱毛効果を高めることができます。
脱毛を受ける側ができる、脱毛効果を高めるための注意点は以下の通りです。
- 毛周期に合わせて通うようにする
- 紫外線対策を行う
- 保湿ケアを行う
- 自己処理で毛を抜かない
- 照射パワーを上げるようにお願いする
- 自分の毛質に合った脱毛方法を採用している脱毛サロンを選ぶ
- スタッフの技術力が高い脱毛サロンを選ぶ

医療脱毛に切り替えるという方法も
最終手段ですが、脱毛サロンで脱毛効果が感じられない場合は、途中で医療脱毛(永久脱毛)に切り替えることもできます。
経済的負担は少し大きくなりますが、照射パワーが強い医療用の脱毛機を使っているので、高い脱毛効果が得られます。
また、永久脱毛もできるので、脱毛が完了しても「また生えてきた」というストレスを感じることはないでしょう。
脱毛サロンからの乗り換えで、割引が適用される医療脱毛クリニックも多いので、どうしてもという場合は医療脱毛への切り替えも検討してみてください。

脱毛サロントラブル②肌トラブルが発生した
脱毛サロンで起こりがちなトラブル、2つめは「肌トラブルが発生した」というトラブルです。
脱毛自体が肌に負担をかける行為なので、肌トラブルが発生しても不思議ではありません。
時には、肌トラブルが起こったことをきっかけに、訴訟を起こすお客さんがいるのも事実。
訴訟に発展するような深刻な肌トラブルが発生する可能性があることも、覚えておかなければなりません。
脱毛サロンで発生しやすいトラブルとしては、
- 赤み
- むくみ
- ヒリヒリ感
- 乾燥
- 肌荒れ
- やけど
- 毛嚢炎
- 色素沈着
といった肌トラブルが挙げられます。
原因としては、施術後は軽いやけどを起こした状態になってしまうことや、肌への負担でバリア機能が一時的に低下することなどが挙げられます。
敏感肌の人はもちろん、生理中や体調が優れないなどの理由で肌が敏感になっている時にも発生しやすいと言われています。
また、施術後の激しい運動や飲酒によって体温が上がることでも、肌トラブルは発生しやすくなります。
数時間から数日程度で自然に治まる場合もありますが、肌トラブルの状態によっては、医療機関の受診な場合もあります。
その場合はきちんと対処しなければなりません。
万が一肌トラブルが起こってしまい、対処法に困った時はすぐに相談すると安心です。
肌トラブルを起こさないようにするには?
先ほど挙げたような肌トラブルは、施術後のアフターケアをしっかりと行えば、ある程度防ぐことができます。
一番重要なのは保湿です。
施術後の肌は乾燥しやすい状態になっているため、そのままにしておくと肌が乾燥してバリア機能が低下、あらゆる肌トラブルを招きます。
保湿ケアを行っている脱毛サロンもありますが、自宅でも十分に保湿ケアを行いましょう。
また、生理中や体調が優れない時など、肌トラブルが起こりやすい状態での施術を避けることや、施術後の激しい運動や飲酒を避けることも、肌トラブルを防ぐことに繋がります。


医療機関と提携している脱毛サロンがおすすめ!
万が一の肌トラブルに備えるためには、医療機関と提携している脱毛サロンに行くのがおすすめです。
医療機関と提携している脱毛サロンでは、肌トラブルが発生した時に提携している医療機関を紹介してくれますし、中には治療費を負担してくれる脱毛サロンもあります。
肌トラブルを起こさないようにすることも大切ですが、万が一起きた時のことも考えて、「医療機関と提携している脱毛サロンかどうか」ということも確認しておきましょう。
【補足】脱毛にはがんのリスクがあるって本当?
肌トラブルとはまた少し異なるのですが、脱毛について調べると、「がん」という、ちょっとドキッとするキーワードに引っかかることがあります。
どうやら「脱毛の光が有害」という理由から、そのような噂が広がっているようですが、これは間違い。
光脱毛で使用する光は、紫外線などの有害な光が取り除かれています。ですから、脱毛でがんになることはないとされています。
もし、「がんになりたくないから脱毛はしない」と考えている人がいるのであれば、がんのことは気にせずに脱毛にチャレンジしてください。
脱毛サロントラブル③勧誘された
脱毛サロンで起こりがちなトラブル、3つめは「勧誘された」というトラブルです。
無理な勧誘をする脱毛サロンは以前よりは減っていますが、公式サイトには「無理な勧誘はしない」と書かれているにもかかわらず、無理な勧誘をされる可能性は誰にでもあります。
どこからを「無理な勧誘」と捉えるかは、人それぞれ異なるかと思いますが、カウンセリング時に
- 今契約するとお得だと勧める
- 契約したいと思っていたコースとは別のコースへの契約を勧める
というケースは珍しくありません。
また、実際に通い始めてからだと、
- 部分脱毛のお客さんに他の部位の脱毛や全身脱毛を勧める
- 追加脱毛(回数の追加)を勧める
- アフターケアなどに使用する化粧品を勧める
- トータルエステサロンで脱毛したお客さんに他のエステコースを勧める
といったケースも多いです。
脱毛サロンとしても、お客さんに契約してもらわなければ経営が成り立たないので、どこの脱毛サロンに行っても、軽くおすすめされる程度の勧誘はあると思っていたほうが良いでしょう。
勧誘されないためには?
無理な勧誘を避けるためには、無理な勧誘がない脱毛サロンを選びましょう。
といっても、先程お話ししたように、「無理な勧誘はしない」と公式サイトに書かれていても勧誘されるケースがあるため、脱毛サロンの口コミを参考にしたほうが確実です。
ただ、店舗によって勧誘があったりなかったりする場合もあるので、行こうと思っている店舗の口コミであれば、さらに確実な情報が得られるでしょう。
また、最初から全身脱毛で契約したり、脱毛専門店を選んだりすることで、無理な勧誘を受ける機会を減らすことができます。
勧誘された場合の断り方
もし勧誘されてしまった場合は、あいまいな返事をするのは絶対にNGです。
迷っているような態度を見せてしまうと、さらに勧誘される可能性があるからです。
- 「今日は契約せずに、帰ってから考えます」
- 「今は必要ないので大丈夫です」
- 「家族と相談しないと決められないので」
などと言い、毅然とした態度で断りましょう。
また、もし勧誘に負けて契約してしまっても、契約内容によっては、契約から8日以内であれば「クーリングオフ制度」が利用できます。
クーリングオフ制度については、この後解説しますね。
もちろん、「このお客さんにはこのサービスが必要なのではないか」という、親切心で勧誘していることもあります。
つまり、勧誘そのものが「良くないもの」とも言い切れないので、その点もある程度は理解してあげることも必要です。

脱毛サロントラブル④予約が取れない
脱毛サロンで起こりがちなトラブル、4つめは「予約が取れない」というトラブルです。
このトラブルは、人気のある大手脱毛サロンでよくあるトラブルで、予約の取りやすさを売りにしている脱毛サロンでも、予約が取りづらいケースは珍しくありません。
予約が取れないとイライラするばかりではなく、毛周期に合わせて効率よく脱毛することができず、脱毛完了までに時間がかかる可能性もあるので、脱毛効果にまで影響が及ぶこともあります。
予約を取りやすくするためには?
予約を取りやすくするためには、来店時に次回分の予約を入れておくのがベストです。
先の予定がある程度わかっているのであれば、来店時に次回分の予約を入れてしまいましょう。
また、曜日や時間帯でも予約の取りやすさは変わります。
仕事や学校帰りの人が通いやすい夜間や、休みの人が多い休日といった、予約が殺到しやすい時間帯や曜日を避けると、予約が取りやすくなります。
そして一度予約を取ったら、なるべく予約はキャンセルしないようにしましょう。
キャンセルするとまた予約を取り直すことになりますし、脱毛に適した時期に予約が取れない可能性も出てきます。
ただ、どうしても外せない用事ができてしまった時や生理が来てしまった時、体調が優れない時などは無理しないでくださいね。

予約が取りやすい脱毛サロンの特徴
予約を取りやすくするためには、予約が取りやすい脱毛サロンを選ぶことも重要です。
予約が取りやすい脱毛サロンの特徴としては、
- 施術時間が短い
- 営業時間が長い
- 店舗数が多く、空いている店舗で予約が取れる
- 24時間365日ネット予約ができる
- 最初にまとめて予約を確保できる
といった脱毛サロンが挙げられます。
予約が取れないトラブルを回避するためには、予約が取りやすい脱毛サロンを選んでみてください。
なお、銀座カラーなら、最初に6回分の予約がまとめて取れるので便利ですよ。
予約のキャンセル期限に関するトラブルにも要注意!
予約が取れないというトラブルに関連して、「予約のキャンセル(予約変更)期限」に関するトラブルもあります。
それぞれの脱毛サロンでは、「〇日前までにキャンセルをすればペナルティの対象にはならない」といった、キャンセル期限が設けられています。
しかし、このキャンセル期限を守らなければ、
- キャンセルをしたら1回分施術回数が減った
- キャンセルした分が返金対象から外された
- キャンセル料を取られた
といったトラブルに発展することもあります。
ただこれは、トラブルというよりも、脱毛を受ける側の確認不足が原因である場合がほとんど。
契約時にしっかりとキャンセル期限を確認しておけば、簡単に防げるトラブルです。
急な予定や体調不良で、やむを得ずキャンセル期限を過ぎてからのキャンセルになってしまうこともありますが、都合が悪くなった時点ですぐにキャンセルしましょう。
脱毛サロントラブル⑤自己処理を忘れた
脱毛サロンで起こりがちなトラブル、5つめは「自己処理を忘れた」というトラブルです。
脱毛前には、脱毛部位の自己処理が必要になりますが、自己処理を忘れたり、うっかり剃り残しを作ってしまったりすると、
- シェービング代を取られてしまった
- 自己処理を忘れた部位は照射してもらえなかった
- シェービングに時間を取られて、脱毛部位すべての照射が受けられなかった
- 当日キャンセルの扱いになってしまった
といったトラブルに発展することがあります。
自己処理は1~2日前に済ませて!
脱毛前の自己処理に関しては、忙しくてうっかり忘れてしまうことも十分考えられますし、自己処理が難しい部位だと特に、剃り残しを作ってしまう可能性は誰にでもあります。
ただ、脱毛サロン側の説明をしっかりと聞いて、1~2日前を目安に自己処理すれば、十分防げるトラブルであることも事実。
全身脱毛のように、脱毛範囲が広いと大変かもしれませんが、そのような場合は何日かに分けて自己処理をすると良いでしょう。


自己処理を忘れた場合の対応も要チェック
万が一自己処理を忘れてしまった場合や、剃り残しを作ってしまった場合の対応は、脱毛サロンによって異なります。
- 自己処理が難しい部位のシェービング補助はあるのか
- シェービング代はいくらなのか
- 自己処理を忘れた部位は照射してもらえるのか
など、脱毛サロンの対応をチェックしておきましょう。
ほとんどの場合、自己処理が難しい背面部位(うなじ・背中・Oラインなど)はシェービング補助の対象になります。
脱毛サロントラブル⑥料金が実は高額だった
脱毛サロンで起こりがちなトラブル、最後は「料金が実は高額だった」というトラブルです。
広告や公式サイトで見た料金はとても安くて魅力的に見えたのに、実際に脱毛サロンに行ってみたら高額なプランだったというケースも意外とあります。
「月額〇円」と大々的に宣伝していて、細かいところまでよく見ないと総額が書かれていない脱毛サロン、見たことありませんか?
他にも、とても安い料金プランだけを大々的に宣伝して、実はキャンペーン価格で、「適用条件を満たしていなければ利用できない」ということも。
これは、わかりにくい料金プランを掲載した脱毛サロン側にも原因がありますが、脱毛サロンの下調べが不十分だった、脱毛を受ける側に原因があることもあります。
また、勧められるがままに脱毛部位やオプションケアなどを追加して、料金が高額になってしまうケースも珍しくありません。
月額制の全身脱毛では、安い月額料金を謳っていて、実は全身脱毛1回を複数回に分けて行う仕組みになっていることもあります。
全身脱毛1回を複数回に分けると、脱毛完了までにかなりの時間を要する可能性がありますし、最低契約期間が設けられていて、一定期間解約できない仕組みになっていることも少なくないので、しっかりと確認しておく必要があります。

納得できない場合は契約しない
脱毛サロンの料金に納得できない場合は、契約するのはやめましょう。
高額な契約をした結果、家計が圧迫されてしまっては元も子もありません。
もちろん、納得できる料金であれば契約しても大丈夫ですが、その場で結論を出さずに一度帰って考え直すか、その脱毛サロンに行くこと自体をやめたほうが良いでしょう。
クーリングオフ制度も利用できる
もし、高額な契約をしてしまった後に「やっぱり解約したい」となった場合は、クーリングオフ制度が利用できます。
クーリングオフ制度は、冷静な判断ができないまましてしまった契約をなかったことにできる制度です。
脱毛サロンの場合、
- 契約から8日以内
- 契約金額が5万円以上
- 契約期間が1ヶ月以上
これら3つの条件を満たせば、クーリングオフ制度が適用され、料金が全額返金されます。
契約から8日以上経てば「中途解約」
契約から8日以内であれば、クーリングオフ制度が利用できますが、8日以上経ってしまった場合は、「中途解約」という扱いで解約することができる可能性があります。
中途解約では、施術を受けていない分の料金を返金してもらうことができます。
脱毛サロンによっては、返金額の10%または2万円、どちらか少ないほうの解約手数料が返金額から引かれることがあります。
その場合、実際に手元に戻ってくる返金額は少し減るので、解約時に解約手数料が発生するのかどうか、事前に確認しておきましょう。

脱毛サロンのトラブルは回避できる!
脱毛サロンで起こりがちな5つのトラブルと、そのトラブルを回避する方法について解説しました。
- 脱毛効果が感じられない
- 肌トラブルが発生した
- 勧誘された
- 予約が取れない
- 自己処理を忘れた
- 料金が実は高額だった
といったトラブルは、脱毛サロン側が適切な対応をしなければならない場合もありますが、脱毛を受ける側が注意することで回避できる場合があります。
トラブルに見舞われる可能性は以前と比べると低くはなっていますが、万が一の場合に備えて覚えておきましょう。
なお、ごく稀に起こる「倒産」のトラブルや、医療脱毛のトラブル・リスクに関しては、以下の記事を参考にしてくださいね。


