あちこちで見かける脱毛サロンの広告や、周りに脱毛経験者が増えてきていることで、脱毛サロンに行きたいと思っている人も多いと思います。
そんな皆さんが脱毛サロンに行く前に知っておきたいこと、たくさんあると思うのですが、「効果が出る脱毛回数」を知りたい人も多いはず。
今回は、脱毛サロンの効果が出る脱毛回数や、効果が出にくい時の対処法について解説します。
目次
脱毛サロンの効果が出る脱毛回数を知る前に、「毛周期」について知ろう!
効果が出る脱毛回数について解説する前に、まずは効果が出る脱毛回数を左右する「毛周期」について知っておきましょう。
毛周期とは、体毛が生えては抜けてを繰り返す周期のことをいいます。
- 体毛が成長する「成長期」
- 体毛の成長が止まり、抜け落ちるまでの「退行期」
- 毛穴の中で次の体毛を生やす準備をしている「休止期」
の3つの期間から成り立っています。
脱毛サロン(光脱毛)は毛周期に合わせて通う
脱毛サロンには、この毛周期に合わせて通います。
なぜかというと、IPL脱毛やS.S.C.脱毛といった、メラニン色素に反応させる脱毛機を使用する光脱毛では、メラニン色素を多く含む成長期のムダ毛にしか脱毛効果がないからです。
成長期のムダ毛はだいたい、全体の20%程度を占めているので、1回目の施術でアプローチできるのも、だいたい20%くらい。
2回目の施術は、新たに成長期を迎えるムダ毛が生えそろう頃がベストなので、脱毛部位や脱毛方法にもよりますが、1~3か月後に受けます。

2週間に1回通える脱毛サロンの効果は?
ミュゼプラチナムや脱毛ラボなど、最近では「最短2週間に1回通える」と謳っている脱毛サロンもあります。
2週間に1回となると、「早く脱毛を終わらせることができるのでは?」という期待とともに、毛周期を考えると「効果はあるのだろうか」と疑問に感じる部分もあると思います。
なぜ2週間に1回通えるのかというと、脱毛機の照射パワーが弱く、肌への負担が軽いから。
「肌への負担が軽いから、短いスパンで施術を受けても肌への影響が少ない」ということです。
肝心の効果に関していえば、効果が全くないとは言い切れませんが、2週間後となると、成長期のムダ毛はまだまだ多くはありません。
つまり、脱毛効果が発揮されるムダ毛の量は少なくなってしまうので、脱毛の効率は下がってしまいます。
最短2週間に1回通えても、脱毛が早く進むわけではなく、結果的に多くの脱毛回数が必要になり、後悔する可能性もあるので、注意してください。
SHR脱毛やハイパースキン法といった、毛周期に関係なく脱毛できる脱毛方法もあるので、通うペースは脱毛サロンの指示に従ってくださいね。
脱毛サロンの効果が出る脱毛回数は?
では本題に入って、脱毛サロンの脱毛で脱毛効果が出るのは、一体いつからなのでしょうか。
効果が出る脱毛回数は、部位によって以下のように異なります。
部位 | 効果が出る脱毛回数(目安) |
---|---|
顔 | 6~12回 |
両ワキ | 6回 |
VIO | 5~6回 |
腕 | 3~4回 |
脚 | 3~4回 |
お腹 | 6回 |
背中 | 6回 |
部位によってばらつきはありますが、平均すると6回前後で効果が出るようですね。
このくらいの回数の施術を受けると、
- 全体的に毛量が減ってきた
- ムダ毛が生えるスピードが遅くなった
- 自己処理が楽になった
といった形で、効果が実感できるようになってきます。
なお、全ての部位の脱毛ができる全身脱毛では、大体4~6回くらいで効果が出るとされています。
じゃあ脱毛は何回で終わるの?
効果が出る脱毛回数の目安が6回前後だとすると、完了する回数はどのくらいなのでしょうか?
部位別にまとめると、以下のようになります。
部位 | 完了する脱毛回数(目安) |
---|---|
顔 | 15~18回 |
両ワキ | 12~18回 |
VIO | 12~18回 |
腕 | 6~10回 |
脚 | 12~18回 |
お腹 | 12~18回 |
背中 | 12~18回 |
効果が出る脱毛回数と同様、脱毛が完了する脱毛回数も部位によってばらつきはありますが、平均すると12~18回で脱毛を完了させることができるようです。
全身脱毛に関しても、個人差はありますが、12~18回が平均になります。

脱毛完了までに2~3年はかかる
2ヶ月に一度のペースで施術を受けたと仮定すると、脱毛完了までに要する期間は2~3年です。
そのため、脱毛サロンの場合は「来年の夏には全身脱毛を完了させて、全身ツルツルな状態にしたい!」という希望を叶えることは難しいのが現実。
ただ、夏を目標にするのであれば、秋から脱毛をスタートさせておけば、来年の夏までに、毛量が減った状態に持っていくことは十分可能です。

多くの回数が必要な場合も
効果が出る脱毛回数・脱毛が完了する脱毛回数ともに、多くの脱毛回数を必要とする場合があります。
例えば、
- 毛量が多い
- 毛質が剛毛で根深い
といった場合、それだけ効果が出るまでに時間がかかるので、効果が出る脱毛回数と脱毛が完了する脱毛回数は多くなる可能性があります。
逆に、
- 毛量が少ない
- 毛質が細くて薄い
- 産毛が多い部位
といった場合は、「メラニン色素に反応するタイプの脱毛機では反応しづらい」という理由で、効果が出る脱毛回数と脱毛が完了する脱毛回数が多くなることも。
脱毛回数が多くなるということは、脱毛完了までの期間が長くなってしまう可能性もあります。
「脱毛サロンの効果が出る脱毛回数と完了する脱毛回数は個人差が大きい」ということを覚えておきましょう。
脱毛サロンの効果が出にくく、脱毛回数が多くなってしまう理由は?
「脱毛サロンに通っているのに効果が出にくく、脱毛回数が多くなりそう」という壁にぶち当たる人は、結構多いです。
単なる個人差の問題であればやむを得ませんが、中には効果が下がるようなことをしていて、効果が出にくくなっている場合もあります。
効果が出にくい理由としては、
- 日焼けをしてしまった
- 肌を乾燥させてしまった
- 自己処理で毛を抜いてしまった(毛抜きや脱毛ワックスなど)
- 通う間隔を空けすぎた
といった理由が挙げられます。
日焼けや乾燥によって肌がダメージを受けている場合、脱毛機の照射パワーを下げて対応することになるため、その分効果は出にくくなります。
また、自己処理で毛を抜くと毛周期が狂ってしまいますし、通う間隔を空けすぎて毛周期を意識した通い方ができていないと、脱毛効果に影響します。
ただ、脱毛を受ける側だけに原因があるとは限りません。
脱毛サロン側に原因がある場合もあり、
- スタッフの技術が足りなかった
- 予約が取りづらかった
- 照射パワーを弱く設定していた
といった理由で効果が出にくいこともあります。

脱毛サロンの効果が出にくく、脱毛回数が多くなりそうな場合の対処法
脱毛サロンの効果が出にくく、脱毛回数が多くなりそうな場合、もしくは多くなってしまいそうな場合の対処法を紹介します。
スタッフに相談する
効果が出にくいと感じたら、まずはスタッフに相談しましょう。
脱毛を受ける側・脱毛サロン側のどちらに原因があったとしても、効果が出るように対処してくれますよ。
効果が下がるようなことをしない
効果が出にくい理由で挙げたような
- 日焼けをする(紫外線対策を怠る)
- 肌を乾燥させる(保湿ケアを怠る)
- 自己処理で毛を抜く
- 通う間隔を空けすぎる
といった、効果が下がる原因になることをしていたら、すぐにやめましょう。
そして、
- 日焼けをしないように紫外線対策をする
- 肌を乾燥させないように保湿ケアを徹底する
- 自己処理で毛を抜かない
- 通う間隔を空けすぎない
といったことを実践しましょう。
医療脱毛に切り替える
こちらは最終手段ですが、効果が出にくいと感じたら、脱毛サロンのエステ脱毛よりも効果の高い脱毛が受けられる、医療脱毛に切り替えるのもおすすめ。
医療脱毛のほうが料金は高いですが、脱毛サロンよりも2~3倍のスピードで脱毛を完了させることができますし、脱毛サロンでは不可能な永久脱毛もできます。


医療脱毛の場合は何回で効果が出る?
医療脱毛の場合、部位にもよりますが1~3回程度で効果が出てくる人が多いです。
ただ、脱毛を完了させるまでには、5~8回の施術が必要になります。
5回で終わらない可能性がある場合は、8回がおすすめですが、完璧にツルツルな状態を求めるのであれば、8回でも足りない場合があります。
仮に終わらなかったとしても、脱毛回数を格安で追加できる医療脱毛クリニックもあるので、それほど大きな負担にはならないでしょう。
脱毛回数を格安で追加できる医療脱毛クリニックとしては、「レジーナクリニック」が有名です。
レジーナクリニックなら、コース終了後に脱毛回数を追加する場合、1回単発の料金の4分の1で脱毛回数を追加することができます。
【例】全身脱毛ライト
1回(単発):192,500円/追加1回あたり:48,125円

脱毛サロンの効果が出る脱毛回数は個人差がある
今回は、脱毛サロンの効果が出る脱毛回数や、効果が出にくい時の対処法について解説しました。
脱毛サロンの効果が出る脱毛回数は平均すると6回前後で、6回前後施術を受ければ、脱毛部位の毛量やムダ毛の生えるスピードなどに変化が現れ始めます。
とはいえ、毛量や毛質には個人差があるので、効果が出る脱毛回数にも個人差が出ます。
「友達は〇回で効果が出たのに、私は〇回施術を受けても効果がない」などと悩むこともあるかもしれませんが、個人差があるので気にしなくても大丈夫ですよ。
心配になったら、気軽にスタッフに相談しましょう。