脱毛とシミに関する3つのウワサの真相は?

脱毛と関係が深い肌トラブルの1つに、「シミ」があります。

脱毛とシミに関しては、

  • シミがあると脱毛できない
  • 脱毛でシミができる(増える・濃くなる)
  • 脱毛でシミが薄くなる

といった3つのウワサがあります。

シミが薄くなるというウワサが本当であれば嬉しいことですが、シミがあると脱毛できなかったり、脱毛でシミができたりするというのは、これから脱毛を考えている方にとっては大問題。

今回は、この3つのウワサの真相について解説します。

目次

そもそも、シミができる原因って何?

シミというのは、簡単に言えば「外部からの刺激」が原因で作られるものです。

私たちが肌として認識しているのは、目に見える一番外側の部分です。

何層にもなっている肌は常に代謝され、ターンオーバーによって深層部から徐々に、目に見える部分へと上がっていきます。

深層部には「メラノサイト」と呼ばれる細胞があり、ここで肌を外部の刺激から守るために、「メラニン色素」が作られます。

メラニン色素というと、厄介者のイメージがありますが、実は肌を守る働きをしている存在なのです。

肌が健康な状態であれば、常にターンオーバーによって代謝されているので、メラニン色素も排出されていきます。

しかし、紫外線や摩擦などの外部からの刺激を受けたり、加齢によってターンオーバーが乱れたりすると、メラニン色素が肌に溜まっていき、シミとなります。

外部から受けた刺激が強ければ強いほど、メラニン色素も大量に作られるので、ターンオーバーで排出するのが困難になります。

ウワサ①シミがあると脱毛できないって本当?

「シミがあると脱毛できない」というウワサは、ずばりウソです。

正確には、シミができている部分の脱毛を避けることはありますが、脱毛部位にシミがあっても、脱毛自体は受けられます。

シミができている部分だけを避ける!

なぜシミができている部分の脱毛を避けるのかというと、多くの脱毛サロンや医療脱毛クリニックで導入されている脱毛機が、メラニン色素に反応する仕組みになっているからです。

つまり、シミにも光やレーザーが照射されてしまう恐れがあるということ。

光やレーザーが照射されてしまうと、痛みを感じやすくなったり、やけどをしたりする可能性があるので、シミができている部分だけ、白いシールを貼って保護し、光やレーザーが照射されないようにします。

シミの大きさや濃さによっては、白いシールを貼らずに照射することもあります。

白いシールを貼って、シミができている部分への照射さえ避ければ、脱毛は受けられるのです。

シミができている部分でも施術可能な脱毛方法

ここまでの中で、「シミができている部分のムダ毛はどうするの?」と思った方、多いと思いますが、安心してください。

シミができている部分でも施術可能な脱毛方法も、ちゃんとあります。

それは、「蓄熱式脱毛」と「ニードル脱毛」です。

蓄熱式脱毛・ニードル脱毛ともに、メラニン色素に反応する仕組みではないので、シミができている部分でも脱毛できます。

[box01 title=”蓄熱式脱毛“]

肌をじわじわと温めて、発毛に関わる組織にアプローチする。

【脱毛サロン】

SHR脱毛・ハイパースキン法

【医療脱毛クリニック】

メディオスターNeXT PROソプラノアイスプラチナム

[/box01] [box01 title=”ニードル脱毛“]

1つ1つの毛穴に針を差し、電流を流して発毛に関わる組織にアプローチする。

【脱毛サロン】

美容電気脱毛

【医療脱毛クリニック】

医療針脱毛

[/box01]

ニードル脱毛の場合、脱毛効果が高い脱毛方法ではあるのですが、受けられる脱毛サロンや医療脱毛クリニックの数が減っている上に、痛みや料金の面でのデメリットが多いです。

その一方で、蓄熱式脱毛は脱毛方法としての歴史は浅いものの、痛みもほとんどありませんし、料金も比較的安いので、蓄熱式脱毛が受けられる脱毛サロンや医療脱毛クリニックに行ったほうが良いしょう。

シミに詳しいのは、やはり医療機関である医療脱毛クリニックです。

シミの中には「肝斑」といって、脱毛を受けると濃くなる可能性があるものもあるので、不安な場合は医療脱毛クリニックにいきましょう。

ウワサ②脱毛でシミができるって本当?

「脱毛でシミができる」というウワサは、ずばりウソです。

脱毛で新たにシミができることもないですし、濃くなることもないとされています。

医療脱毛で使用されているレーザーは、シミの治療に用いられているものもあります。

もし、「脱毛後にシミができたように感じる」という場合、原因は別のところにあります。

脱毛後にシミができたように感じる原因と対処法

一時的にメラニン色素が浮き上がった

レーザーや光の照射により、肌の深層部に蓄積されていたメラニン色素が浮き上がり、肌の表面に出てくることがあります。

つまり、いずれ肌の表面に出てくるはずだったメラニン色素が、脱毛によって早く出てきてしまっただけのこと。

ですが、このことが原因で、「シミができた」と感じてしまう場合も少なくありません。

ターンオーバーが正常であれば、徐々に薄くなっていくと思いますが、気になる場合はスタッフに相談すると良いでしょう。

アフターケアを怠った

脱毛は一時的に肌に負担をかけるため、直後は肌がとてもデリケートな状態になりますし、赤みが出ることもあります。

そのため、自宅でのアフターケアも重要になってくるのですが、ここでアフターケアを怠ってしまうと、肌に黒ずみができることがあり、それを「シミができた」と勘違いしてしまうことがあります。

逆を言えば、アフターケアを怠らなければ、黒ずみができることも、できた黒ずみをシミと勘違いすることもなくなります。

ですから、アフターケアは怠らないようにしましょう。

脱毛前後の注意点まとめ!トラブル回避のために知っておこう

脱毛後に日焼けをしてしまった

脱毛前もそうですが、脱毛後も日焼けはNGです。

肌がデリケートな状態になっているので、その上からさらに紫外線を浴びたら、メラニン色素がどんどん作られてしまうので、それだけ新たなシミができる原因になってしまいます。

アフターケアでも同じことが言えますが、脱毛後の日焼けも、一言でいえば「自己責任」。

脱毛後は日焼けをしないように、紫外線対策を万全にしましょう。

日焼けは脱毛の天敵!日焼けをしていると脱毛が受けられない理由と対処法

ウワサ③脱毛でシミが薄くなるって本当?

「脱毛でシミが薄くなる」というウワサは、ずばり「本当」です。

もうすでにお話ししていますが、医療脱毛で使用されているレーザーの中には、シミの治療に用いられているものもあります。

また、エステ脱毛で使用されている光の中にも、「フォトフェイシャル」に使用される光が用いられているものもあるので、シミを薄くすることは可能なのです。

シミが薄くなる理由

エステ脱毛

脱毛サロンで行われているエステ脱毛の中でも、「IPL脱毛」で脱毛すると、シミが薄くなると言われています。

IPL脱毛で使用されているのは、「インテンスパルスライト」という、フォトフェイシャルに使用されるもの。

黒い色素(メラニン色素)に反応する仕組みになっていますが、メラニン色素に刺激を与えることで、ターンオーバーが促進され、シミを追い出すことができるのです。

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医療脱毛

医療脱毛クリニックで行われている医療脱毛の中でも、「アレキサンドライトレーザー」というレーザーを搭載した脱毛機で脱毛すると、シミが薄くなると言われています。

エステ脱毛と比べると、医療脱毛のほうがその効果は高いです。

このアレキサンドライトレーザーは、シミやあざなどの治療に使用されているレーザーで、メラニン色素のみを破壊することができます。

そのため、アレキサンドライトレーザー脱毛機だと、シミも薄くすることができるのです。

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どちらも「おまけ程度」であることを忘れずに!

IPL脱毛とアレキサンドライトレーザー脱毛機で脱毛することで、シミを薄くすることはできますが、本来の目的は「脱毛」です。

シミに対する効果は「おまけ程度」なので、本気でシミをどうにかしたいと思った場合は、また別で対応していかなければなりません。

シミがあっても脱毛はできる!

今回は、脱毛とシミに関する3つのウワサの真相について解説しました。

3つのウワサの真相をまとめると、以下のようになります。

  • シミがあると脱毛できない

シミができている部分を避ければ脱毛できる!

  • 脱毛でシミができる

脱毛でシミが新たなシミができることはない!

  • 脱毛でシミが薄くなる

脱毛機によってはシミを薄くする効果が期待できる!

シミがあっても脱毛はできますし、脱毛したからといって、シミができることもないとされています。

また、IPL脱毛やアレキサンドライトレーザー脱毛機なら、脱毛しながらシミを薄くすることも可能なので、シミが気になる方はIPL脱毛かアレキサンドライトレーザー脱毛機での脱毛をおすすめします。