ムダ毛はコンプレックスになるもの。
とはいえ、脱毛したいと思っても、脱毛に通う時間がないほど忙しかったり、日焼けをしていて施術が受けられなかったりと、なかなか脱毛が受けられる状態でなかった人も多いと思います。
そんな人におすすめなのが、「ベクタス」という医療レーザー脱毛機です。
今回は、ベクタスについて詳しく紹介します。
目次
ベクタスとは?
ベクタスとは、医療用レーザーの美容機器開発をする業界でトップクラスのシェアを誇る、アメリカのサイノシュアー社が開発した医療レーザー脱毛機です。
3種類あるレーザーのうち、波長の長さが810nmと中間の「ダイオードレーザー」を搭載したショット式(熱破壊式)の脱毛機で、メラニン色素に反応してレーザーが照射され、発生した熱で発毛に関わる組織を破壊します。
日本人は白人とは違い、肌にメラニン色素が多いため、ダイオードレーザーが最も肌に合っていて、効果が発揮されやすいといわれています。
ベクタスは、ハンドピースが従来の脱毛機と比較してもかなり大きく、一度に照射できる照射面積も広いことから、照射スピードが非常に速いのが最大の特徴。
また、これまでのダイオードレーザー搭載のショット式脱毛機では対応できなかった、毛質や肌質にも対応できるようになっています。
ベクタスの特徴
ベクタスの特徴について、1つ1つ見ていきましょう。
①照射口が四角
医療レーザー脱毛機は、照射口と呼ばれる部分からレーザーを照射しますが、従来の脱毛機の照射口は丸が主流。
しかし、ハンドピースが丸の場合、すき間なく照射しているつもりでも、どうしてもムラができてしまい、結果的には効果にもムラが出ることがありました。
しかし、ベクタスの場合は照射口が「四角」。
そのため、ムラなくレーザーを照射することができ、脱毛効果にもムラが出にくくなっています。
②均一にレーザーが照射できる
従来の脱毛機は、出力を上げると、照射面に均一にレーザーを照射することができない(効果にムラが出る)といった欠点がありました。
一方でベクタスの照射口は、出力を上げても照射面に対し、均一にレーザーを照射することができます。
そのため、効果にもムラが出ないようになっています。
③照射面積が広くて施術時間が短い
従来の脱毛機には、照射口の面積が小さく、「施術に時間がかかる」という欠点がありました。
一方でベクタスは、照射口が大きくて照射面積が広いことから、「世界最速の脱毛機」ともいわれています。
つまり、施術時間が短いということです。
医療脱毛クリニックによって違いがありますが、ベクタスを採用している医療脱毛クリニックの中には、両ワキ脱毛1回がたったの2分で完了するところもあります。
面積が広い背中などの施術も、従来の脱毛機よりかなりの短時間で施術できるので、忙しい人にもおすすめです。
④メラニンチェッカー付きでメラニン色素の量を測定できる
ベクタスには、人によって肌色が異なることを考慮し、メラニン色素の量を測定する「メラニンチェッカー」がついています。
人によって肌の色は違い、肌が白人のように白い人もいますし、元々色黒という人もいます。
日本人は肌にメラニン色素が多い人種ですが、人によってメラニン色素の量は異なりますし、スポーツなどで日焼けし、いつも肌が黒いという人も少なくありません。
ベクタスの場合、施術を行うスタッフが目で見て判断し、出力を調整するのではなく、ベクタス自体が正確にメラニン色素の量を判断し、自動的に出力を調整してくれます。
そのため、メラニンチェッカーを使ってメラニン色素の値を測定することで、施術を受ける人に合った出力で照射することができ、多少の色黒肌や日焼け肌でも施術を受けることができます。
⑤冷却装置付きで痛み&肌トラブルのリスクが少ない
医療脱毛の痛みが強いということは、皆さんもご存知かと思います。
出力が高ければ高いほど効果も高くなりますが、その分痛みも増しますし、麻酔を使って痛みを軽減することはできますが、麻酔代を別途負担しなければならない医療脱毛クリニックも多いです。
ベクタスには冷却装置がついているので、施術時の痛みを軽減することができます。
効果があるとはいえ、施術中ずっと痛いのはストレスがたまるもの。
照射の前に自動的に冷却装置が動いてくれるので、ストレスの少ない施術が受けられるのです。
痛みの軽減はもちろん、肌への負担を抑えながらの施術も可能なので、肌トラブルのリスクを下げることもできます。
また、冷却装置がついていることで、施術前に冷却ジェルを塗る必要がないので、施術時間の短縮にもつながります。
痛みが少なく肌トラブルのリスクも少ない脱毛機ですが、「痛みを全く感じない」「肌トラブルが一切発生しない」というわけではありません。
痛みが気になる場合は、無理せずスタッフに相談してくださいね。
ベクタスで自己処理が不要になるのは何回?
脱毛効果が高いといわれるベクタスで脱毛を受けた場合、「どのくらいの回数で自己処理が不要な状態になるのか」というところも気になりますよね。
部位によって違いがありますが、自己処理が不要になるまでの回数としては、他の脱毛機とそれほど変わりません。
[chat face=”josei-t-a02.jpg” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]顔やVIOを除いた全身脱毛の場合は、5回~12回くらいで自己処理が不要な状態になります。VIO脱毛のみの場合、他の脱毛機と同様で10回~15回くらい、顔脱毛のみの場合は、産毛が多い部位であることから、6回~8回くらいかかります。
[/chat]効果の現れ方は毛質によっても変わるので、回数は人によって変わります。
ベクタスは照射スピードが早い脱毛機ですが、2ヵ月に1回のペースで施術を受ける必要があるため、回数や期間に関してはあまり変わりません。
知っておくべきベクタスのデメリット
ベクタスのメリットについては、特徴の項目で紹介した内容と一緒なので割愛しますが、かなり魅力的に見えるベクタスにも、デメリットがあります。
導入している医療脱毛クリニックが少ない
照射面積が広く、メラニンチェッカーや冷却装置までついているベクタスですが、医療レーザー脱毛機の中ではまだまだ新しい脱毛機。
そのため、ベクタスを導入している医療脱毛クリニックはあまり多くはありません。
「ベクタスで脱毛したい」と思っても、近くに導入している医療脱毛クリニックがないため、他の医療脱毛クリニックに通わざるを得なくなったり、わざわざ遠方から通ったりする人もいます。
「本当に効果があるのか?」と口コミなどチェックしても、経験した人の数がまだまだ少ないため、口コミが見当たらないということもあります。
また、データなども出そろっていないので、他の脱毛機と比べると不確定要素が多く、利用する側として不安という声も少なからずあります。
利用したい人はまず、近くにベクタスを導入している医療脱毛クリニックがあるかどうか、調べてみましょう。
面積が狭い部位の施術には不向き
ベクタスは照射面積が広い脱毛機ですが、これはベクタスそのものが、面積の広い部位への使用を前提としているため。
逆を言うと、面積が狭い部位への使用には向いていません。
面積が狭い部位の施術には、その医療脱毛クリニックで導入している他の脱毛機で対応することになります。
メラニン色素が少ないムダ毛への効果が出にくい
冒頭のほうで解説した通りですが、ベクタスはショット式で、メラニン色素に反応してレーザーが照射される仕組みになっています。
そのため、メラニン色素が少ない産毛などの細くて薄いムダ毛への効果が出にくい可能性があります。
ベクタスでムダ毛コンプレックスをゼロにしよう!
今回は、ベクタスについて詳しく紹介しました。
ベクタスはムラなく照射できる上に、メラニンチェッカーや冷却装置もついているので、脱毛効果が得られやすくて肌に優しい脱毛機です。
また、照射面積が広くて施術時間も短いので、脱毛に通う時間がなかなか取れないという人でも、脱毛を始めやすい脱毛機でもあります。
導入している医療脱毛クリニックはまだまだ少ないのがネックですが、有名なところであれば、
- フェミークリニック(関東・関西)
- ミセルクリニック(関西)
といった医療脱毛クリニックで導入しています。
ベクタスが気になる人は、まずは近くにベクタスを導入している医療脱毛クリニックがないか、調べてみてください。