脱毛を受ける場合、
- どのくらいの範囲の脱毛を受けるか
- どの脱毛サロン・医療脱毛クリニックで脱毛を受けるか
といった点にもよりますが、それなりにお金がかかるもの。
全身脱毛となると、10万未満では済みませんから、大きな出費になります。
そんな時、もし契約していた脱毛サロンや医療脱毛クリニックが倒産してしまったら、何をすべきなのでしょうか?
目次
脱毛サロンの倒産が相次いでいる?
脱毛できる場所としては、大きく分けて脱毛サロンと医療脱毛クリニックに分けられますが、近頃は特に、脱毛サロンの倒産が多いといいます。
脱毛業界は価格戦争
以前は高額だった脱毛も、今は誰でも気軽に脱毛できるくらいに安くなっていますし、どの脱毛サロン・医療脱毛クリニックでもお得なキャンペーンなど行っていて、価格戦争となっています。
また、
- 脱毛機の性能がアップし、短時間で施術が済むようになった
- 脱毛機の扱いが簡単になり、スタッフの教育に費用がかからなくなった
といった理由でも、料金が安くなったといわれています。
ただ、料金を安くすることで、多くの顧客をさばくことができればいいのですが、他の脱毛サロン・医療脱毛クリニックにも、同じように料金が安いところもたくさんあります。
つまり、ライバルが多いということです。
他の脱毛サロンや医療脱毛クリニックのお客さんを取られてしまえば、経営が圧迫されるのは容易に想像がつきますよね。
また、
- 全身脱毛の料金を安くし過ぎた
- 広告宣伝費に力を入れ過ぎた
- 店舗数を増やし過ぎた
といった理由で、経営が圧迫されて倒産するケースもあります。
乱立が倒産を招いたという話も…
都市部の駅前などには、たくさんの脱毛サロンや医療脱毛クリニックがあります。
男性も脱毛に積極的になっていることから、駅前には男性専用の脱毛サロンや医療脱毛クリニックなども多くなっていますが、すぐに姿を消す場合も少なくありません。
昔は脱毛できる場所が少ない状態でしたが、現在では脱毛サロン・医療脱毛クリニックが各地に乱立し、この乱立が倒産を招いたともいわれています。
脱毛サロン・医療脱毛クリニックが倒産した時の対応は?
脱毛サロン・医療脱毛クリニックが倒産した場合、通知が来た後に連絡が取れなくなるケースがほとんど。
中には、お客さんには何の連絡もなしに営業を辞め、お客さんがテレビや新聞などで倒産したことを初めて知るというケースもあります。
もし、脱毛サロン・医療脱毛クリニックが倒産したことを知ったら、「倒産」という文字だけを見て慌てずに、落ち着いて状況を確認しましょう。
倒産といっても、必ずしも脱毛を辞めざるを得なくなるわけではなく、そのまま脱毛が継続できる場合もあるからです。
ここ数年の話だと、脱毛サロンの「エターナルラビリンス(通称エタラビ)」が倒産し、救済措置として脱毛サロンの「コロリー」で脱毛が受けられるようになりました。
しかし、コロリーも現在は「ミュゼプラチナム」と統合したので、エタラビに通っていたお客さんは振り回される形になったようです。
緊急連絡先に連絡を!
脱毛サロンや医療脱毛クリニックが倒産した場合、直接問い合わせても対応してもらえない可能性が高いです。
ですが、「消費生活センター」や「AEAエステティック相談センター」に連絡をすれば、返金や救済に関する、具体的な情報を得ることができます。
例えば、
- カードで支払っている場合はどうなるのか
- ローン契約はどうなるのか
- 返金や救済措置があるか
といった情報を得ることができます。
契約内容によって対応も違ってくるので、まずは情報を掴みましょう。
倒産すると、さまざまなことがどんどん進んでいくので、対応はいくらでも早いほうがベストです。
電話番号 | |
消費生活センター(消費者ホットライン) | 188(イヤヤ) |
AEAエステティック相談センター | 03-5212-8805 |
返金には応じてもらえる?
- 全額支払っている
- 全額ではないけれど、まとまった金額を支払っている
といった状態で脱毛サロンや医療脱毛クリニックが倒産した場合、契約書に「前受金の保全措置」について書かれていれば、戻ってくる可能性があります。
ただ、利用していない分が全額戻ってくることは少ないようです。
残念ですが、「倒産したら全額戻ってくることはない」と思っていたほうが良いでしょう。
支払いは止めてもらえる?
脱毛料金を、クレジットカードで少しずつ支払う方も多いですよね。
この支払い方法を利用している時に、脱毛サロンや医療脱毛クリニックが倒産した場合、そのままにしておくと、倒産後も引き落とし日にお金が引き落とされてしまう可能性があります。
この場合、支払いを止めることができるので、早急にカード会社に連絡し、「倒産したのですぐに引き落としを停止してほしい」と連絡を入れましょう。
倒産しそうな脱毛サロン・医療脱毛クリニックの見分け方
すでに倒産した脱毛サロンや医療脱毛クリニックの特徴を見ると、倒産するかもしれない脱毛サロンや医療脱毛クリニックも見えてきます。
例えば、
- 「割引になる」などの理由をつけて現金払いを勧めてくる(支払い方法が選べない)
- 強引な勧誘を行っている
- 無名なのに、料金がかなり安くなるキャンペーンをたくさん行っている
- やたらと長期契約を勧めてくる
- 口コミでの評判が悪い
- 知名度が少ない
- サロン内・クリニック内の雰囲気が悪い
- スタッフの接客態度が悪い
- 掃除が行き届いていない
といった脱毛サロン・医療脱毛クリニックは、経営状態が怪しい可能性があります。
実際にカウンセリングに行ってみないと分からないこともありますが、こういった脱毛サロン・医療脱毛クリニックは避けたほうが良いでしょう。
途中から様子が変わることも…
契約した時は特に問題なく通えていたのに、途中から様子が変わった場合も要注意です。
例えば、
- 他のプランへの契約をしつこく勧めてくる
- 以前はよく広告を見かけていたのに、ほとんど見かけなくなった
- 料金がかなり安くなるキャンペーンが急に始まった
という変化があった場合は、経営状態が怪しくなってきている可能性があります。
広告に関しては、口コミで評判が広がっているために、元々広告宣伝費がかかっていない脱毛サロンや医療脱毛クリニックもあるため、この限りではありません。
長期契約に向かないところも要注意
特に、通う期間が長くなる脱毛サロンに言えることですが、今は良くても長期契約に向かないところもあります。
「大手か個人経営か」という点においては、大手のほうが安心ともいえますが、経営が悪化すれば一気に倒産に向かう可能性があります。
そのため、大手か個人経営かということ以外に、脱毛の実績が豊富かどうかを確認しましょう。
個人経営でも、地域で長く経営しているところであれば、倒産のリスクが少なく、長期契約をしても安心といえます。
逆をいえば、オープンして間もない、脱毛の実績が少ないところだと、これから先何があるかわからないので、長期契約はあまりおすすめできません。
エステの協会などに加盟しているかどうかでも信頼度が変わってくるので、協会に加盟しているかどうかも要チェックです。
脱毛サロン・医療脱毛クリニックの倒産に巻き込まれたら即行動!
今回は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックが倒産してしまった場合の対応について解説しました。
自分が通っていた脱毛サロンや医療脱毛クリニックが倒産したとなると、もちろんショックを受けると思いますが、泣き寝入りせずに、即行動しましょう。
緊急連絡先に連絡して情報を掴んだり、カード払いなら支払いを止めたりと、やるべきことはありますし、対応は早ければ早いほど、損失を抑えることも可能です。
また、契約する前ももちろん重要ですが、通っている間も、脱毛サロン・医療脱毛クリニックの様子に変化がないかどうかを確認するようにしましょう。